総合救急救命センター
熊本県における救急医療の拠点として、昭和55年3月から24時間365日、一次救急から三次救急患者まで、すべての患者さんの受入れを行っています。
救急専門医をはじめ各専門医と病院全体のバックアップ体制で、年間6万人以上の救急患者さんを受け入れ、ドクターカーによる搬送、救急ワークステションの設置など、プレホスピタルについても強化を図っています。
平成24年1月に熊本県の基地病院としてドクターヘリの運航を開始、翌平成25年4月には小児救命救急センターの指定を受け、ドクターヘリ基地と小児救命救急センターを兼ね備えた全国初の施設として、救急医療を実践しています。
「断らない救急」とう病院全体の強い意志の下にマンパワーの充実、ハードの充実、ベッドコントロールの徹底を積極的に行っています。
その他、救急初療標準化プログラムACLS(二次循環救命処置)やJPTEC・JATEC(外科初期診療)コースの開催、医学生等の教育研修、救急救命士の就業前、就業後研修及び気管挿管、薬剤投与講習等についても積極的に受入れを行っています。

施設・設備のご紹介

- 救急1階病棟(オーバーナイトベッド)
- 夜間帯の重症救急患者の監視体制を強化するため、救命救急センター内に救急患者短期滞在用の病床を配備しました。

- 救急CT撮影室
- 救急専用の64列マルチスライスCT装置並びに一般X線撮影装置を整備し、迅速で高度な医療を展開します。

- 救急処置エリア
- 増加する救急車や災害時における大量傷病者の受け入れに対応するため、6室の初療室と十分な治療スペースを確保、災害時には救急待合ホールでの処置も可能です。

- 初療室
- 緊急度・重症度の高い症例を同時に受け入れられるように、十分なスペースをもった初療室を6つ設置しています。中でも一番広い外傷初療室は待ったなしの緊急手術がそのまま行なえるような設備を整えています。

- 生体情報モニタリングシステム
- 急変の危険性が高い救急患者の生体情報を常に把握し、スタッフステーションで一括管理を行なっています。

- トリアージ
- 医療スタッフによる問診を行い、傷病の程度に応じて治療の優先度を把握します。一時救急患者の中に潜む重症度や緊急度の高い患者さんを発見することができ、円滑で安全な医療が実施できます。
主な設備(1階)
- 診療室:9室
- 初療室:6室
- オーバーナイトベッド:6床
- 観察室:21床
- CT撮影室
- 一般X線撮影室