センターの特徴

新たな施設と充実した救急医療

熊本赤十字病院は、「安全性」「機動性」「緩衝性」の3つをコンセプトに、救命救急センターを設計しています。

スタッフステーション
救命救急センターの中央に位置するスタッフステーションからは、直接すべてのベッドを観ることができ、またセントラルモニターも設置しており、患者の状態を確認できます。病棟の空床情報、ドクターヘリの待機情報などもここに集められ、センターの中心としての役割を担っています。
トリアージブース
待合室を見渡し、トリアージナースが診察前の患者さんの状態に常に気を配ります。患者さんの状態を評価し、緊急度の高い順に診察が行えるようにトリアージを繰り返し行います。
除染ブース
中毒物質に暴露された患者が搬送されてきた際に、その物質が身体に付着した状態で直接救命救急センター内に入ることがないように、十分な除染とそれに引き続く治療が行えるスペースを屋外に確保してあります。除染ブースとつながる中毒用の初療室には汚染された空気の強制排気装置が設置されています。
観察室
スタッフステーションを中心としたベッド配置を考え、できるだけ死角が少なく、スタッフステーションから患者の状態が見えるつくりにしてあります。
離れたベッドは観察用カメラを通して、常時観察をしています。
6つの救急初療室と9つの外来診察室
緊急度・重症度の高い症例を同時に受け入れられるように、十分なスペースをもった初療室を6つ設置しています。
中でも一番広い外傷初療室は待ったなしの緊急手術がそのまま行えるような設備を整えています。
また、外来診察室を9つ設置し、直接来院された患者さんにも迅速に対応できる体制を整えています。

6つの救急初療室

外傷初療室

9つの外来診察室

センター内の画像検査室
画像検査を行うときの動線をできるだけ短くできるように、救命救急センター内にレントゲン撮影室とCT撮影室を設置しています。
Topic:「熊本市救急ワークステーション」
質の高い救急医療の提供、救命士の技術向上のほか、災害時に備え、医療機関と消防機関の連携を深めることを目的として、熊本市の救急隊が当院を含めた市内の3病院(熊本赤十字病院、国立病院機構熊本医療センター、済生会熊本病院)に設置されたワークステーション内で待機し、要請があればそこから救急現場に出動します。
多目的ホール(救命救急センター4F)
多目的ホール(災害時イメージ)
医療配管、電源を配置したこのスペースは、普段は講演会や研修会に使用しておりますが、災害時には入院待機エリアとしての機能を果たすことができます。
病棟に入院できるまでに救命救急センターの患者さんを移動し、経過観察できるスペースとしての機能が期待できます。
オーバーナイトベッド
夜間に来院され、入院が必要となった方のための病棟を、救命救急センターと同フロアに設置しました。救命救急センターの初療室・観察室での診療や処置を終えた方の移動先をセンター内に設置することで、経過観察が必要な方が夜間に一般病棟に移動するリスクを減らし、また救命救急センターのスタッフによる専門的な看護を継続することで状態変化に迅速に対応したり、救命救急センターの医師が様子を見に行ったりすることが可能となっています。また、多数の患者が発生するような事故が発生したくさんの患者が来院した場合には、初期診療をするための診察室として使用することも想定しています。