熊本赤十字病院

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閉塞性大腸癌におけるBTSとしての大腸ステントの有用性

  • 承認日 | 2021.10.22
受付番号
472
研究課題名
閉塞性大腸癌におけるBTSとしての大腸ステントの有用性
当院研究責任者
外科 永末裕友
研究分担診療科
外科
研究機関名
熊本赤十字病院
研究期間
2021年10月22日~2022年12月31日
研究目的と意義
閉塞性大腸癌に対し、緊急手術ではなくBTS(bridge to surgery)として減圧処置を行い、精査を行ったのちに根治術を行っている。その減圧処置の方法として、大腸ステントが保険収載となり普及しているが、大腸ステント治療を行った場合、減圧が有効にできた際は短期成績に寄与することは多数報告されてきているが、長期成績(大腸癌予後)についての影響はまだ一定の見解が得られていない。そのため、同治療を受けた患者様の各データを用いて当院における現状を評価する目的で、当院における治療成績を介して長期予後への影響を検討する。
研究方法
●対象
2011年1月から2020年12月に当院で腸管減圧後に手術加療を施行した閉塞性大腸癌患者

●利用するカルテ情報
短期成績(周術期成績):減圧処置成功率・鏡視下手術施行率・ストマ造設率・手術成績(手術時間、出血量、合併症)
長期成績(大腸予後):3年生存率・無再発生存率

●方法
当院で閉塞性大腸癌に対し治療を行った患者データを電子カルテシステムを用いて収集し、大腸ステント群とイレウス管群の2群に分け、短期、長期成績を後方視的に検討する。

●他機関へ提供
提供なし