熊本赤十字病院

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救命救急センター受診時に不適切な養育環境がうかがわれたケースに対する介入活動について

  • 承認日 | 2023.08.3
受付番号
571
研究課題名
救命救急センター受診時に不適切な養育環境がうかがわれたケースに対する介入活動について
当院研究責任者
第二救急科 部長 山家純一
研究分担診療科
救急科、小児科
研究機関名
熊本赤十字病院
研究期間
2023年8月3日~2023年11月25日
研究目的と意義
当院救急外来を受診する患者のなかには、不適切な養育環境による受傷が示唆される小児患者が存在する。そうした養育環境への考察や指導までを救急診療の時間内に行うことは困難であり、保護事案検討委員会ではカルテ情報から養育上の懸念がある患者について、市町村の関連機関へ情報提供し連携をとる活動を行っている。より重篤な受傷・ネグレクト・虐待の防止に寄与すべく、地域の関係機関と連携を図って早期介入を目標とする当委員会での活動について、医療を越えて他職種の集まる学術集会である日本子ども虐待防止学会学術集会で報告し、より有効な連携の方法や介入に関する社会学的な見解を得ることを目的とする。
研究方法
●対象となる患者
救急外来を受診した誤飲・熱傷・交通外傷・転倒・転落を含む外因性疾患により受診した小児患者

●方法
保護事案検討委員会が毎週実施している症例検証(上記対象患者)のうち、不適切な養育環境が示唆された症例の数および割合、受傷の内容、そうした例に対する当委員会での対応について、診療録等を元に後方視的に調査する。

●利用するカルテ情報
年齢、性別、病歴、身体所見/検査所見に関する記載・評価、相談記録

●他機関へ提供する方法
該当なし。