医療関係者の皆さまへ

ブラキセラピー 紹介の先生方へ

はじめに

熊本赤十字病院では本治療を平成18年12月より開始いたしました。この治療をご希望の方がおられましたら、当院泌尿器科へご紹介いただければ幸いです。病状や治療法についてご説明し、ご本人と相談の上、治療法を検討いたします。

適応

  • 臨床病期T1c~T3で明らかな転移がない
  • 原則としてPSA値100ng/ml以下
  • 骨盤内への放射線治療の既往がない
  • 前立腺容積40ml以下(ホルモン療法により縮小すれば可能)
  • 前立腺容積10ml以上(小さい前立腺では被膜外に線源を留置)
  • 前立腺肥大症の手術(TUR-P)の既往がない(尿失禁のリスクが高いため)
  • 高度の排尿障害がない
  • 原則として80歳以下
  • 重篤な合併症がない

治療プロトコール

中リスク以上の場合、外照射の併用が推奨されます。高リスクではさらにホルモン療法を併用します。

低リスク

T1c~T2a PSA≦10ng/ml かつ Gleason score≦6
小線源療法単独(145Gy)

中リスク

T2b あるいは 10<PSA≦20ng/ml あるいは Gleason score = 7

高リスク

T2c~T3 PSA>20ng/ml あるいは Gleason score≧8
小線源療法(110Gy)+外照射45Gy併用

低~中リスクでも前立腺が大きすぎて穿刺が困難な場合、ホルモン療法を施行し、前立腺を小さくしてから小線源療法をおこなう場合もあります。

治療までの流れ

初診時

下記の情報をもとに、小線源療法とそのほかの選択肢について説明いたします。前立腺MRIや全身CT、骨シンチなどを行い、臨床病期と適応の確認をします。また小線源療法単独あるいは外照射、ホルモン療法を併用するかどうか検討します。

  • 生検時のPSA値
  • 現在までの治療内容
  • 臨床病期
  • 既往歴
  • Gleason score
  • 現在内服中の薬
  • 生検の病理標本プレパラート(当院の病理医が診断いたします)

治療前のプランニング(照射計画)

治療日のおよそ2~4週間前に来院していただき、治療のためのプランニング(照射計画)を行います。経直腸エコーで前立腺の形態を三次元的に解析し、線源の配置および使用線源の数を決定します。その後、最終的に治療日程を決定し線源を発注します。

入院

原則 治療の週の月曜日に入院、火曜日に治療をおこない、木曜日退院の3泊4日の入院予定です。

ポストプラン

小線源治療の3週間後にMRI、1ヵ月後にCTを外来で撮影し、治療後線量計算を行います。

紹介時にご用意いただくもの

下記の資料を揃えて当院泌尿器科へご紹介ください。

  • 紹介状
  • 生検標本のプレパラート
  • 画像診断資料など

診療予約連絡先

診療予約は当院の紹介患者外来診療予約システムよりお願い致します。