総合鏡視下手術センター
鏡視下手術について
鏡視下手術とは、腹腔鏡や胸腔鏡と呼ばれる直径2~10mmの細長いカメラスコープを体に挿入し、特殊な手術器械(鉗子)を使ってモニター画面を見ながら行う手術です。大きな傷を付けずに手術を行えるため、術後の早期回復、社会復帰ができるやさしい手術であることから、急速に普及してきている手術ではありますが、手術視野が2次元の画面上である等、特殊性が非常に高い手術です。
高度な技術を要する手術ですが、当院には、全国的にも少数である鏡視下手術を専門とする内視鏡手術技術認定医が数名在籍しております。
鏡視下手術を行う
荒金太診療部長
兼第二産婦人科部長
当センターでは、外科、小児外科、産婦人科、整形外科、泌尿器科、耳鼻いんこう科など、複数の関係する診療科による協力体制により、多領域にまたがる疾患に対応しています。
また、研修医や若手医師の教育にも力を入れ、鏡視下手術専門医の育成や内視鏡手術技術認定医取得の支援、院内講演会の開催、基礎技術習得後の国内留学等による更なる技術向上の支援並びに有能な人材の育成などを積極的に行っています。
2018年12月、当院では、ロボット支援手術(ダヴィンチ手術)を導入しました。
診療科別対応疾患
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胃癌、大腸癌、肝腫瘍、膵腫瘍、胆石、急性虫垂炎、鼡径ヘルニア、腹壁ヘルニア、 食道裂孔ヘルニア など |
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肺癌、縦隔腫瘍、気胸、膿胸、肺感染症、転移性肺癌 など |
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半月板損傷、靭帯損傷、関節内腫瘍、関節内骨軟骨腫瘍 など |
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前立腺肥大症、膀胱結石、膀胱癌、腎腫瘍 など |
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子宮筋腫、卵巣腫瘍、子宮内膜症、子宮体癌、子宮頸癌 など |
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副鼻腔炎 など |
スタッフ
センター長 | 荒金 太(診療部長兼第二産婦人科部長) |
副センター長 | 永末 裕友(第一外科副部長) |
医師 | 田中 栄治(第二外科部長)、吉元 和彦(小児外科部長)、 稲留 彰人(泌尿器科部長)、浅井 栄敏(耳鼻いんこう科部長)、棚平 大(第一麻酔科副部長) |
看護師 | 荒木 富久美(手術センター看護師長)、宮崎 亮臣(手術センター看護係長)、 長森 真規子(手術センター看護主任)、江窪 健太 |
臨床工学技士 | 岩岡 健(手術センターME係長)、宮本 憲一郎 |
事務 | 古川 宙卓(購入管理課供給係長)、寺本 伊織 |
事務局 | 米満 希望、荒牧 華奈、酒井 惇、稗田 翔 |
内視鏡手術技術認定医について
内視鏡手術技術認定医は、内視鏡下手術を安全かつ適切に施行する技術を有し、かつ指導するに足る技量を有していることを各領域の内視鏡手術学会から認定されている医師のことです。
ただし、認定医以外の医師は手術をしてはならない等の規制をするものではありません。
<当院の内視鏡手術技術認定医>
平田 稔彦 | 日本内視鏡外科学会技術認定医(消化器・一般外科) |
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荒金 太 | 日本内視鏡外科学会技術認定医(産婦人科) 日本産科婦人科内視鏡学会子宮鏡の技術認定医 日本産科婦人科内視鏡学会腹腔鏡の技術認定医 |
稲留 彰人 | 日本内視鏡外科学会技術認定医(泌尿器腹腔鏡) 日本泌尿器科学会・日本泌尿器科内視鏡学会泌尿器腹腔鏡技術認定 |
田中 栄治 | 日本内視鏡外科学会技術認定医(消化器・一般外科) |
山田 兼史 | 日本内視鏡外科学会技術認定医(消化器・一般外科) |
永末 裕友 | 日本内視鏡外科学会技術認定医(消化器・一般外科) |
杉本 卓哉 | 日本内視鏡外科学会技術認定医(消化器・一般外科) |
長谷川 秀 | 日本神経内視鏡学会技術認定医 |
- 2019年度の鏡視下手術件数