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看護師ブログ

手術後の床ずれ予防に取り組んでいます。

2014年06月23日 月曜日  | 日々の出来事

今回、7階東病棟(外科)から手術後の床ずれ予防対策についてお話します。

「床ずれ」は寝たきりの方がなると思われていませんか?

確かに寝たきりの方やご高齢者・皮膚が弱い方が特になりやすいですが、手術後は鎮痛薬の持続使用で寝返りなど体の動きが制限されるため、若年者でも床ずれの発生リスクが高くなります。

手術後は傷の痛みを抑えるために鎮痛薬を用いることが多く、中でも「硬膜外麻酔」は、よく使用されます。背中に細いチューブを入れて持続的に麻酔薬を投与する方法で、痛みを和らげるとともに痛みの感覚を抑えます。そのため手術後に寝返りを打たずにじっとしていると、背中の骨が出ている部分などが圧迫され、床ずれを引き起こす可能性があります。



<写真①>床ずれが発生しやすい部位

しかし、患者さんは「寝返りを打って痛みが強くならないか」と恐れたり、「動くと傷が開くのでは」と心配されることが多く、自分で動くことに消極的になりがちです。

そこで、看護師は痛みの出現しにくい方法で体の向きを変えるお手伝いをしています。背中にかかっている圧力を分散させるために、2~3時間ごとに枕などを使って寝返りを行っています。

<写真②>枕を使用し体位を整えている様子

また、皮膚・排泄認定看護師が、床ずれのリスクが高い患者さんに対して平日は毎日回診を行っています。床ずれになる可能性が高いと判断された方一人一人にお会いして、背中やおしり、踵や肘などの骨の出ている所や圧がかかりやすい部分をチェックします。床ずれが発生していないかを確認し、床ずれに発展しそうな皮膚の状況であれば、病棟の看護師へ具体的な指示を出し、病棟全体で床ずれを予防する対策を取ります。


写真③>床ずれ防止の回診を受けている様子

予防策として、おむつ内の湿った環境や排泄物から皮膚を保護する撥水ジェルを使用したり、ベッドマットが自動で動いて体の圧を分散してくれるエアーマットを使用するなどの対策を取っています。


<写真④/⑤>湿潤を防ぐための撥水ジェル / エアーマット

私達は、手術という大きな不安を抱えた患者さんに寄り添い、安心して手術を受けて頂けるようにこれからも看護を行っていきます。