看護部

看護師ブログ

手術後の床ずれ予防について

2015年10月19日 月曜日  | 日々の出来事


今回は、7階東病棟(外科)から手術後の床ずれ予防対策についてお話します。

床ずれとは寝たきりの方がなるものだと思っていませんか?

 確かに、寝たきりの方や高齢者、皮膚が弱い方が特になりやすいです。

しかし、術後は鎮痛薬の持続使用により若年者でも床ずれの発生リスクが高くなります。

手術後は創の痛みを抑える為に鎮痛薬を用いることが多いです。

中でも「硬膜外麻酔」と言い、背中に細いチューブを入れ持続的に麻酔薬を投与する方法は

手術後の鎮痛目的に多くとられる方法の1つです。硬膜外麻酔使用時には疼痛が和らぐのと同時に

痛みの感覚が抑えられます。そのため手術後に寝返りを打たずにじっとしていると、

背中の骨が出ている部分などが圧迫され、床ずれを引き起こす可能性があります。

しかし、患者さんは寝返りをうつことで痛みが増すことへの恐怖や動くと創が開くのではないかという心配から

自分で動くことに消極的になりがちです。

そのため、看護師は痛みの出現しにくい方法で体の向きを変えるお手伝いをします。

背中にかかっている圧を分散させる為に2~3時間ごとに、枕などを使い寝返りを行っています。

また、当院では平日毎日、皮膚・排泄認定看護師による褥瘡(床ずれ)のリスクが高い患者さんへの回診を行っています。

床ずれになる可能性が高いと判断された方を対象に皮膚・排泄認定看護師が一人一人背中やおしり、

踵や肘などの骨の突出している部分・圧がかかりやすい部分を観察します。

床ずれが発生していないかの確認と床ずれに発展しそうな皮膚の状況であればその対策を病棟の看護師に指示し、

病棟皆で床ずれを予防する対策をとっています。

一例として、おむつ内の湿った環境や排泄物から皮膚を保護する撥水ジェルの使用、

ベッドマットが自動で動き体の圧を分散してくれるエアーマットの使用等の対策があります。

  私たちは、手術という大きな不安を抱えた患者さんに寄り添い、安心して手術を受けて頂けるよう、

これからも看護ケアを行っていきます。 

急変時対応シュミレーション研修を行いました

2015年10月06日 火曜日  | 日々の出来事


 

6階西病棟は循環器内科・心臓血管外科病棟です。

個々の看護師は1・2年目に一次救命処置(BLS)、二次救命処置(ICLS)を受講しています。

また、当病棟では急変時の対応能力を高めるため、定期的に勉強会を実施しています。

今回、9月24日に循環器内科医師の参加のもと夜間を想定した急変時の対応について、

シュミレーション研修を行いました。

1年目~4年目の経験の浅い看護師を中心に4人グループを作り、

1例目は「心肺停止事例」、2例目は「院内発症のt-PAモード」について行いました。

 

 

心肺が停止した患者さんを発見した場合、まず人を集めるためにスタッフコールを押します。

その後心臓マッサージの開始、気道の確保、酸素投与、AEDパッドの装着、ルート確保、医師への連絡、記録など

リーダーを中心に役割を決め、連携を取りながら対応を行います。

 

 

院内発症の脳梗塞の患者さんを発見したケースでは、意識レベル、バイタルサインの確認、

他のスタッフへの報告、医師への連絡、ルート確保、最終無事確認時間の確認など

マニュアルに沿って対応をしていきました。

参加したスタッフ同士で改善点やアドバイスを出し合い、繰り返し練習を行いました。

 

 

急変時の対応では個人の知識や技術はもちろんですが、チームワークが必要不可欠です。

急変時の対応が迅速に行われ患者さんの救命につながるよう、今後もシュミレーションを通して

学習していきたいと思います。