臨床指標

感染症診療の質指標

私たちの病院は適切な感染症治療を心がけています。
昨今、抗生剤に耐性を持った菌が出現していますが、抗生剤を乱用することがその原因のひとつであるといわれています。とくに広域抗生剤は広範囲の菌に効果があるため乱用されることが多く、本当に必要な時に効き目がなくなってしまう恐れもあります。
当院では、起因菌の正しい特定(血液培養を複数セット行うことが適切)と、適切な抗生剤を使用することで広域抗生剤の乱用を防いでおります。(※《指標》血液培養2セット率、広域抗生剤を使用した症例の割合参照)
感染症の中で代表的な、肺炎の当院の平均入院期間は、全国的な数値から見ても短く、広域抗菌薬の使用が少なくても適切な治療がなされているといえます。(※《指標》肺炎症例の在院日数参照)

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≪指標≫血液培養2セット率

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≪指標≫広域抗生剤を使用した症例の割合

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≪指標≫肺炎症例の在院日数

算出方法

血液培養2セット率

分子 血培2セット以上採取人数×100
分母 血培採取人数

※小児は体重が軽いこともあり、1セットで採ることが多い。数値は小児症例を除いた数値である。

広域抗生剤を使用した症例の割合

分子 広域抗生剤使用患者症例×100
分母 全退院患者症例数

※対象:医科保険請求対象症例

※分子の広域抗生剤:カルバペネム系、第4セフェム系抗生剤

肺炎症例の在院日数

分子 肺炎患者在院のべ日数
分母 肺炎患者数

※対象:医科保険請求対象症例、16歳以上患者(誤嚥性肺炎除く)

※在院日数は退院日除く