臨床研修病院

院長挨拶・基本理念

院長挨拶

まさかの時に人と社会のお役に立ちたい

はじめに

わたしたちの病院は、「まさかの時に人と社会のお役に立ちたい」というコンセプトのもとで医療を実践し続けています。
いつでも、だれでも、どんな病気でも、事故でも、災害でも迷う事なく、安心して私たちの病院を選んでいただきたいとの思いで病院運営をしています。
熊本で最初に指定された救命センターを中心に医療活動を展開しており、このセンターには一次から三次まで年間6万人の救急患者さんが受診されます。初期研修医の教育は、まさしくこの救命センターを中心に行われます。皆さんの教育に渾身の情熱を傾注する、高いレベルの沢山の救急専門医と総合診療医が中心となって病院全体で研修医の方々の成長を支えます。初期研修医の皆さんに救急の最前線で診療していただきますが、救急医も総合診療医も専門医も一体になった屋根瓦式の指導体制が24時間、365日きちんと皆さんを支えますし、当然のことながら患者さんには最善の医療を提供できるような仕組みをとっています。
皆さんをけっして一人きりにすることはありません。安心して、私たちを信じて研修に励んでください。

私たちが目指す臨床研修教育の原点

私たちが目指している臨床研修教育の原点は「医師である前に良き社会人であれ」ということです。医療の技術的なことは教育と経験と自己学習の繰り返しによって確かな知識や技術になります。さらに専門的に深めて行けば医学的研究に通じます。多くの臨床研修医がそのことを目標にします。とても大切なことではあります。でも、病気に悩む患者さんを診る臨床医にはもっと大切なことがあります。患者さんやご家族の思いにどれだけ真摯に、誠実に対応できる心を持てるかということにつきます。一言でいえば「integrity」ということです。また医療は医師だけでは成り立ちません。病院は最も知的レベルの高い多くの職種が協同作業をする場です。高い協調性が求められます。私たちの病院は、向上心を持ち続ける人、相手を思いやり尊敬できる人、人の心の憂いを理解できる人、生き方やものの考え方の多様性を許容できる人、自分の都合だけを優先しない人、誠実に患者さんや社会に対して対応できる人、そんな人材を育てて行きたいと考えています。「医師としての人格の涵養」ということであり、わが国の初期臨床研修医の育成理念そのものです。

私たちが求める人材

私たちの病院での研修教育は甘やかしもしませんし、楽なものではないかもしれません。でも、すべての職員がきちんと責任をもって指導します。私たちは皆さんを社会からお預かりして教育していると考えているからです。良い仕事も、優れた人材の育成も少し厳しい環境からしか生まれません。「そよ風は心地よい だが、帆を張って船を進める力はない」、自ら進んで困難に立ち向かい、前に進みたいという人材を求めています。臨床医を目指す方にとっては将来どの分野を選択するにしても、初期臨床研修の2年間は知識や技術の修得だけでなく医師としての心の礎をも築く大事な時間です。その皆さんの大切な修練の時間を私たちの仲間とともに過ごしてみませんか。

臨床研修基本理念

当院は、臨床研修指定病院として、臨床研修医の育成に取り組んでおります。

  1. 救急医療と総合診療を中心に幅広い疾患に対応できる医師の養成
  2. 患者や家族の社会的背景に配慮し、診療各科及び他職種と協力できる医師の養成
  3. 地域に貢献し、信頼される医師の養成
  4. 地球的視野で災禍を見つめ、積極的に医療救護活動に参加できる医師の育成