当院では、職員の健康管理も含め院内感染防止のための各種感染予防対策を行っており、患者さんやご家族の方々にもご協力をいただいております。

　しかし、市中で新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症が蔓延する状況下では、入院や外来での検査・治療時に院内感染のリスクをゼロにすることは困難であります。

　新型コロナ等の感染症に感染された場合には、肺炎などの病気を発症する可能性があり、検査・治療の延期、入院の方であれば希望先以外の施設への転院、退院の延期および院内での隔離をお願いする場合があります。

　また、感染症流行により院内での感染が拡大している状況においては、患者さんの感染リスクを下げるため、また県内の救急医療体制を維持するため、予定されていた入院・検査・治療を延期させていただく可能性があります。

　入院患者さんにつきましては、感染管理のための新型コロナ等検査の施行、病室や病棟の移動、早期の退院や転院をお願いすることもあります。

　皆さまには大変ご不便をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

2023年１月

　熊本赤十字病院　院長　平田　稔彦