センター・室
センター・室
Contents 01
01総合救命救急センター
02重症外傷センター
03脳卒中センター
04脳血管治療センター
05心・大血管センター
狭心症や急性心筋梗塞などの虚血性心疾患、心不全、不整脈、大動脈疾患など幅広い循環器疾患に対して最新の高度な医療を提供しており、特に急性心筋梗塞や解離性大動脈瘤の治療については全国でも高い実績があります。2019年にはハイブリッド手術室を整備し、大動脈瘤に対する血管内治療のステントグラフト内挿術(EVARやTEAVR)がより安全に実施できるようになりました。また、大動脈弁狭窄症に対する経皮的カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)の実施施設にも認定され、構造的心疾患に対する治療も開始しました。 心・大血管センターでは、循環器内科や心臓血管外科、放射線科、麻酔科、看護師、放射線技師、臨床検査技師、臨床工学技士、薬剤師、栄養士などで構成するハートチームにより、24時間365日体制で救急の患者さんを受け入れています。
06小児救命救急センター
07熱傷センター
熱傷は、範囲や皮膚表面からの深さで重症度が分かれ、それぞれに異なる適切な治療法があります。
また、早期の治療介入が予後に大きく影響するため、けがの状態を的確に把握することが重要です。
熊本赤十字病院は集中治療病棟に熱傷ケアができる病床を2床有し、皮膚科が中心となり、集中治療科・形成外科と連携した初期治療・全身管理、皮膚移植や機能回復を目的とした形成手術、リハビリテーション科による瘢痕拘縮の予防など、熱傷における一連の診療をチームとして実践しています。
熱傷センターでは、広範囲熱傷から化学熱傷、電撃傷及び凍傷などの特殊熱傷、重症熱傷について、熊本県全域から積極的に患者さんの受け入れを行います。
08手術センター
地域の基幹病院として、24時間体制で県内全域からくるあらゆる種類の緊急手術に対応しています。また、内視鏡や顕微鏡を用いた手術に加えて、da Vinci Xによる子宮がん・直腸がん・肺がん・胃がん・膵臓がんなどのロボット支援下手術を実施しています。ハイブリッド手術室の整備に伴い、大動脈弁狭窄症に対する経皮的大動脈弁置換術(TAVI)も行っています。近年、手術の内容は、診療科を問わず高齢化・重症化・高度化の傾向にあります。各診療科の医師・麻酔科医師・看護師・臨床工学技士・放射線技師・滅菌技師など他職種が連携し一丸となって、安心・安全で質の高い医療の提供と丁寧で迅速な手術の実施に努めています。
09総合鏡視下手術センター
10画像診断治療センター
画像による病気の診断は現在の医療にとって欠かせないものとなっています。画像診断のための医療機器も年々高度化や細分化しており、詳細で正確な画像が得られるようになっています。X線を使用する一般撮影、X線CT、血管造影装置、RI検査装置はもとよりX線を使用しないMRIや超音波診断装置など多岐にわたる最新の画像診断装置をそろえ、最適な画像の提供と正確な診断を行っています。それに対応する検査技術や読影技術の研鑽も必要であり、術者のスキルアップにも力を注いでいます。また、得られた画像をもとに行う血管内治療は侵襲の少ない最先端の治療で、救急の現場でも必要不可欠な部門です。放射線治療においても画像誘導放射線治療(IGRT)や強度変調放射線治療(IMRT)などが行える高度な装置を導入しており、さまざまながん治療に対応しています。医師、看護師、診療放射線技師を中心に多職種で協働し、病気の診断治療をとおして患者さんの生活の質を高めるために努めています。
11内視鏡センター
医療が高度化している近年、熊本赤十字病院の内視鏡検査においても拡大内視鏡やNBIによる画像診断、超音波内視鏡による穿刺生検、スパイスコープ等を導入し、より正確な診断が可能となりました。また、患者の負担軽減を目的に日帰り内視鏡手術も導入しました。様々な検査治療は、集中的に管理することが効率的であり、あわせて専門的な知識や手技に精通した人材の養成が必要不可欠です。内視鏡センターでは、早期悪性腫瘍に対するESD、超音波内視鏡によるドレナージ術、スパイスコープによる難治性の胆道結石治療、結石破砕装置を利用した膵石治療など一般病院では困難な高度な内視鏡治療を行います。
12腎センター
13がん集学的治療センター
14外来化学療法センター
15緩和ケアセンター
「緩和ケア」とは病気の状態や時期に関係なく診断された時点から、患者さんやそのご家族の身体的な苦痛や気持ちのつらさなどを少しでも和らげ、患者さんらしい生活を維持していくためのものです。
当院では、国が指定する「がん診療連携拠点病院」として、医師・看護師・薬剤師・ソーシャルワーカー等の多職種が協働して、緩和ケアチーム、緩和ケア外来などを通して取り組みを行っています。
また、救急病院のフットワークを生かして患者さんの急な病状悪化に24時間対応しています。院外に対しては、地域の緩和ケア病棟・在宅療養・介護部門と連携して患者さんの生活療養を支える取り組みを行っています。
16こども医療センター
17地域周産期母子医療センター
「周産期」とは、妊娠中期から出産後数日までの時期のことで、母体・胎児や新生児の生命に関わる疾病を起こしやすくなる時期でもあります。熊本赤十字病院は、院内各部門の専門性を活かし、総合的な治療やケアを行っており、熊本県から地域周産期母子医療センターに認定され、熊本医療圏内のハイリスクの妊娠さんの管理・分娩、早産や先天異常などのハイリスク新生児に対して、産科・小児科双方から一貫した医療を行っています。
18総合血管センター
19へき地医療支援センター
20患者サポートセンター
21移植医療支援室
22広報室
迅速かつ効果的な広報活動による病院信頼度の向上及びより良い人材の確保、職員間の情報共有促進を図ることを目的に設置しています。この目的を達成するために、広報活動の企画立案や診療情報・各部署紹介動画の制作、ホームページ・SNSの管理、運営を行っています。また、報道機関からの取材対応、マスメディアへのニュースリリースも行っています。「広報室」では、最新の広報戦略を取り入れるとともに、職員全員が広報を意識するよう、院外にも院内にもPRしています。
23医療安全推進室
組織として医療安全に取り組み、医療事故等の未然防止や再発防止に取り組んでいます。日々のインシデント・アクシデント報告を収集し、事例の要因分析と対策を目的として、週に1度、多職種での医療安全カンファレンスを開催しています。また、職員の医療安全に関する正しい知識、スキル向上のための教育も実施しています。安全な医療の提供を実現するために、患者さんやご家族に十分な説明を行い理解を得るとともに、より安全な医療の提供のため、患者さんにも参加していただいています。安全対策は自院だけではなく、地域で連携する施設とも行うことが重要であり、地域内でネットワークを構築して安全対策に取り組んでいます。
24教育研修推進室
赤十字精神のもと、人道・博愛・奉仕を実践するために、人間性豊かで将来を担う職員を育成することを目的に、職種を越えて全職員に対して人材育成に取り組んでいます。全職種横断的な階層別研修で総合的な能力と組織としての一体感を醸成するとともに、職種ごとには、より専門的で高度な教育を実施しています。働く職員のための、各種研修会の開催や、教育指導体制の強化、研修環境の整備に努め、一方で、他の医療機関や、教育施設と連携し、地域全体の医療人の育成にも力を入れています。
25感染管理室
感染管理室では、患者さんや職員の感染防止・感染拡大防止のため、感染制御チーム(Infection Control Team: ICT)と抗菌薬適正使用支援チーム(Antimicrobial Stewardship Team:AST)が、多職種で協働しながら活動しています。 ICTは、院外巡視や回診を行い、関連部署へ結果をフィードバックして環境整備に努めるほか、感染に関する正しい知識・技術を得るための研修会や講習会を開催しています。 ASTは、回診で使用中の広域抗菌薬や血液培養結果を確認し、感染症診療のコンサルテーションを受けて治療のアドバイスを行います。 また、感染管理室は、地域の医療施設及び保健所とのカンファレンスを定期的に開催し、連携機関とともに感染対策向上に取り組んでいます。
26TQM推進室
TQM(トータル クオリティ マネジメント)推進室では、病院全体の質向上を目指して、各部署が能動的かつ継続的に改善活動に取り組めるよう支援する仕組みをつくる活動をしています。「患者さんにとっての良い医療」を目指すための「医療の質」だけでなく「医療サービス全般の質」を考えることや、標準医療に近い医療を行っているかを数値評価する目安としての臨床指標の作成、改善活動の指導的人材を育成し、各部門での改善活動を推進しています。
27経営戦略室
当院は地域の方々が安心して暮らせる社会に貢献するため、「人道・博愛・奉仕の実践」を基本理念に救急医療、高度医療、医療救援、地域連携を中心に医療を展開しています。この基本理念のもと将来に亘り熊本赤十字病院らしい医療を続けていくためには、安定した経営基盤が必要です。経営戦略室は細かなデータ分析をもとに将来的な経営戦略の企画・立案を行うなど、トップマネジャーが判断や意思決定を行うために必要な経営的サポートを行っています。 私たちは患者さんそして職員の満足度を高めていくため、医療を経営の面で支えます。