熊本赤十字病院

新型コロナウイルスに関するお知らせ

Outpatient chemotherapy center

高齢化社会の到来に伴い今後20年間でがん患者さんは20%増加すると推定されています。新規抗がん剤の開発によって根治切除後の生存率が上昇し、根治不能な症例の一部での長期生存が可能となっています。がん治療において化学療法は年々重要性を増しています。化学療法については、治療が長期にわたることが多く、患者さんが日常生活を送りながら自分らしく過ごす為に入院ではなく外来通院で治療を続ける方も増えています。抗がん剤には副作用もあることから専門的なマネジメントが必要であり、当院では4名のがん薬物療法専門医で治療を行っています。また病気や治療に伴い起こりうる体調の変化を早期に発見して対応できるよう専門の看護師、薬剤師が常勤し、管理栄養士、各診療科、そしてがん相談支援センターや、救命救急センタースタッフとのチーム医療で「がん患者さんの生活全体を支える」化学療法を目指しています。

化学療法

がんの化学療法は、内服や注射により化学物質(抗がん剤)を全身にいきわたらせ、がん細胞の分裂を抑えるものです。がんの主な治療法としては、手術療法、放射線治療、化学療法がありますが、化学療法は手術療法や放射線療法に比べ、全身に広がる可能性のあるがん細胞や、すでに他の場所へ転移したり、全身に広がっていると考えられるがん細胞に効果があります。
また、手術や放射線治療と組み合わせて補助的に抗がん剤治療を行うことや、がんを小さくするために手術の前に抗がん剤治療を行うこともあります。

実績

外来化学療法センター実績(血液腫瘍内科図2)

治療の流れ

01
外来受付
02
問診票の記入
03
外来化学療法センターへ
04
体調の確認・採血
05
外来担当医の診察
06
点滴治療開始
07
お支払い
08
お薬の受け取り