臨床研究に関する情報公開
- 受付番号
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700
- 研究課題名
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当院救命救急病棟の心不全患者に対する身体的側面に焦点を当てた緩和ケアの実態
- 当院研究責任者
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上村 幸子
- 研究分担診療科
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看護部
- 研究機関名
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熊本赤十字病院
- 研究期間
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2025 年 5 月 26 日 〜 2025 年 11 月 30 日
- 研究目的と意義
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本研究の目的は、当院救命救急病棟の心不全患者さんに対する身体的側面に焦点を当てた緩和ケアの実態を明らかにすることです。2021 年に改訂された「循環器疾患における緩和ケアについての提言」のなかで循環器医療における緩和医療導入の重要性について記載されていますが、これまで救命救急病棟の心不全患者さんの緩和ケアの実態について明らかになっていません。本研究の実施により、患者さんの苦痛となる症状への気付きと必要な対応がより行われるための一資料となることに期待します。
- 研究方法
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●対象となる方
2022/4/1~2024/3/31 に当院救命救急病棟に入室した心不全患者さん
除外基準はありません。
●方法
上記の条件に当てはまる患者さんを研究対象者とし、過去 2 年間の診療情報を診療録より取得します。収集した情報をもとに当院救命救急病棟の心不全患者さんに対する身体的側面に焦点を当てた緩和ケアの実態を明らかにします。
●利用するカルテ情報
1)患者の属性:年齢、性別、平均在室日数、左室駆出率、NYHA 重症度分類、過去の心不全の入院回数
2)身体的問題:
(1)経過表の①痛み②呼吸困難③倦怠感を確認し、「+(症状あり)」の場合は該当する勤務帯の看護記録を調査する。
3)治療薬剤:強心剤・利尿剤・鎮痛剤・鎮静剤の有無
4)呼吸管理:酸素投与・非侵襲的陽圧換気・侵襲的陽圧換気の有無
5)緩和ケア回診依頼の有無
●他機関へ提供する方法
ありません。