熊本赤十字病院

Clinical_Lesearch

横行結腸癌に対するロボット支援手術と腹腔鏡手術の比較検討

  • 承認日 | 2025.10.27
受付番号
725
研究課題名
横行結腸癌に対するロボット支援手術と腹腔鏡手術の比較検討
当院研究責任者
大腸外科 部長 永末裕友
研究分担診療科
外科
研究機関名
熊本赤十字病院
研究期間
2025年10月27日 ~ 2026年4月30日
研究目的と意義
ロボット支援下手術はその有用性に加え、保険適応も相まってその普及は急速に進みつつあります。しかし、手術時間延長、若手外科医執刀機会の減少、教育面、コスト面などの問題点が指摘されています。。特に結腸癌は保険点数の影響もありコスト面含め適応をどこまで拡大するかは論点となっています。そこで今回当院で施行している横行結腸癌に対するロボット支援手術及び腹腔鏡手術における現状とそのメリットを検証することを目的としています。
研究方法
●対象となる方
当院で2022年8月~2025年8月に横行結腸癌に対し腹腔鏡下手術もしくはロボット支援下手術による根治術を施行した方
ただし、以下のいずれかに該当する場合は除外します。
・複数術式を同時に施行する場合
・他臓器合併切除など拡大手術を要する場合
・StageⅣ

●方法
上記の条件にあてはまる方を研究対象者として登録し、手術前から手術後1ヶ月での下記の診療情報を診療録より取得します。これらは全て日常診療で実施される項目であり、追加の検査等を必要としません。


●利用するカルテ情報
①臨床所見(年齢、性別、身長、体重、病歴、BMI、ASAスコア)
②手術所見(手術時間、コンソール時間、出血量、開腹移行の有無、術後合併症、術後在院日数)
③病理学的所見(腫瘍径、リンパ節郭清個数、断端所見)
④コスト情報(手術に使用した医療機器及びその価格)


●他機関へ提供する方法
提供予定はありません。