熊本赤十字病院

Clinical_Lesearch

遊走精巣の臨床的な意義の検討

  • 承認日 | 2025.11.5
受付番号
727
研究課題名
遊走精巣の臨床的な意義の検討
当院研究責任者
吉元 和彦
研究分担診療科
小児外科
研究機関名
熊本赤十字病院
研究期間
2025年11月5日~2030年12月31日
研究目的と意義
遊走精巣(本疾患)については身体所見による定義はあるものの画像評価における定義はなく、臨床的意義も確定していません。国内外のガイドラインでも、本疾患は正常ではありませんが長期フォローアップの後に手術を考慮する疾患として扱われています。また、本疾患と精巣の固定異常との関連に関する既報や固定異常と精巣捻転リスクとの関連についての既報があります。これらについて検討することで精巣捻転のリスク回避の可能性があると考えますが、海外では医療費の問題から遊走性には画像評価は行われておらずデータすら存在しません。ガイドラインにおける本疾患の扱いは新たな知見がないことから20年以上前から変更されていないため、今回の研究で新たな知見を提供することを目的としています。
研究方法
●対象となる方
臨床的に遊走精巣と診断し、手術をした15歳未満の小児患者さん
【除外基準】
外そけいヘルニアなど他の疾患を合併した場合

●方法
上記の条件にあてはまる患者さんを研究対象者として登録し、初診時から最終確認日までの下記のカルテ情報を診療録より取得します。これらは全て日常診療で実施される項目であり、追加の検査等を必要としません。

●利用するカルテ情報
患者因子:年齢
画像データ(術前エコー、術中写真)

●他機関へ提供する方法
ありません。