臨床研究に関する情報公開
- 受付番号
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728
- 研究課題名
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当院における胃上部GISTに対する拡大切除と局所切除の比較検討
- 当院研究責任者
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下川 琢也
- 研究分担診療科
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上部消化管外科・第一外科
- 研究機関名
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熊本赤十字病院
- 研究期間
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2025年11月5日~2026年12月31日
- 研究目的と意義
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胃GISTに対する術式は腫瘍の切除断端を確保した局所切除が行われており、臓器機能の温存に努めることが推奨されています。一方で胃上部GISTは食道胃接合部を含むため、食道胃接合部近接例では断端確保や再建上の問題から拡大切除が選択される場合があります。本研究は、胃上部GISTに対する拡大切除と局所切除の治療成績を比較し、術式ごとの治療成績や安全性を比較することを目的としています。
- 研究方法
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●対象となる方
2009年4月から2025年5月までに当院にて胃上部GISTに対する切除術を施行された方
●方法
上記当該患者のカルテデータをベースに、後方視的に検討します。手術前から手術後60ヶ月までの下記の診療情報を診療録より取得します。これらは全て日常診療で実施される項目であり、追加の検査等を必要としません。
●利用するカルテ情報
年齢、性別、身長、体重、BMI、ASA-PS、併存疾患、検査値(WBC、Hgb、Plt、Alb、BUN、Cre、CRP)、画像データ(CT、GF)、腫瘍因子、腫瘍径、手術時間、出血量、輸血の有無、合併症、入院期間、病理学的診断、病理結果、術後補助化学療法の有無、Overall survival, Disease specific survival
●他機関へ提供する方法
提供はありません。