熊本赤十字病院

Clinical_Lesearch

当院におけるHER2陽性乳癌およびHER2低発現乳癌に対するトラスツズマブデルクステカン治療の検討

  • 承認日 | 2026.6.1
受付番号
779
研究課題名
当院におけるHER2陽性乳癌およびHER2低発現乳癌に対するトラスツズマブデルクステカン治療の検討
当院研究責任者
乳腺外科 山本 聡子
研究分担診療科
乳腺外科
研究機関名
熊本赤十字病院
研究期間
2026年6月1日~2026年6月30日
研究目的と意義
トラスツズマブデルクステカン(trastuzumab deruxtecan:T-DXd)はHER2陽性乳癌に対して高い有効性を示し、現在では標準治療の一つとして広く使用されている。また近年、HER2低発現乳癌に対しても有効性が報告され、適応が拡大している。
一方で実臨床における治療効果や有害事象、治療継続性については、臨床試験とは異なる患者背景を含むため、各施設における実態を検討する意義は大きい。特に間質性肺炎(ILD)をはじめとした有害事象への対応は重要な課題である。
本研究では、当院においてトラスツズマブデルクステカン(T-DXd)を投与したHER2陽性乳癌およびHER2低発現乳癌の患者さんを対象として、治療効果、安全性、治療継続状況等について後方視的に検討し、実臨床におけるT-DXd治療の有用性および安全性に関する知見を得ることを目的とする。
研究方法
●対象となる方
2020年1月から2025年12月までの期間に当院においてトラスツズマブデルクステカン(T-DXd)の投与をうけた、年齢40歳~80歳の女性で、HER2陽性またはHER2低発現が確認できた乳癌患者さん。
ただし、間質性肺炎の既往がある患者さんは除外する。

●方法
電子カルテを用いて以下の情報を収集し、後方視的に調査する。

●利用するカルテ情報
① 臨床所見(年齢、性別、身長、体重、病歴)
② 血液所見(赤血球数、白血球数・分画、AST、ALT、総蛋白、アルブミン、総ビリルビン、クレアチニン、尿素、KL6、Na、K、Ca、Cl)
③ 病理学的所見(免疫組織学的所見、HER2の発現)
④ 治療(手術術式、投与薬剤)
⑤ 治療反応性・合併症・予後

●他機関へ提供する方法
他機関への提供はありません。