臨床研究に関する情報公開
         
      
      
        
                              
            
            
            
                            
                - 受付番号
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                  593                
                - 研究課題名
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                  ロボット支援下結腸切除術の体腔内デルタ吻合の工夫                
                - 当院研究責任者
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                  大腸外科 永末裕友                
                - 研究分担診療科
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                  外科                
                - 研究機関名
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                  熊本赤十字病院                
                - 研究期間
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                  2023年10月30日~2024年6月30日                
                - 研究目的と意義
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                  ロボット支援下手術が大腸領域に適応となり、腹腔鏡手術から徐々にロボット手術施行数は全国的にも当院としても増加傾向にある。これまで腹腔鏡手術で施行していた様々な術式についてロボット支援下手術においての安全性、有効性については概ねコンセンサスを得ているが、まだ議論の余地がある。そこで当院で施行しているロボット支援下結腸切除術の体腔内吻合について症例検討を行い、その安全性を検証し、今後のロボット支援下手術の安全な導入に貢献したい。                
                - 研究方法
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                  ●対象となる患者
 当院で2020年10月から2023年8月にロボット支援下結腸切除を施行した症例のうち下記除外基準を満たさない12症例
 除外基準:根治切除ができなかった症例(試験開腹、審査腹腔鏡、人工肛門造設や姑息切除)または 開腹もしくは腹腔鏡へ移行した症例
 
 ●方法
 上記対象患者のうち体腔内デルタ再建を施行した9例について患者背景、手術成績、短期成績を後方視的に検討し安全性を検討する。また、体腔外吻合を施行したその他3例と採血結果や合併症率などを比較し患者に起こりうる影響を検討する。
 
 ●利用するカルテ情報
 患者背景(年齢、性別、BMI,ASAスコア、並存症)
 手術関連因子(術式、郭清度、手術時間、出血量、術後排ガス日、排便日、術後合併症、術後在院日数)
 病理学的因子(深達度(cT因子)、進行度(cStage)、根治切除の有無、断端評価、リンパ節転移個数、リンパ節郭清個数、脈管侵襲因子、BD因子)
 採血での炎症評価(白血球、CRP)
 画像データ(CT、内視鏡)
 
 ●他機関へ提供する方法
 提供予定なし