『スーチャーレス生体弁』を使用した大動脈弁狭窄症に対する手術を開始しました。
- 2021.11.1 | 病院からのお知らせ
近年、加齢に伴う弁の変性や石灰化による心臓弁膜症が高齢化とともに増えています。
心臓弁膜症の一つである「大動脈弁狭窄症」は、心臓の出口の扉である大動脈弁が硬くなり、開きが悪くなることで心臓に負荷がかかる病気です。
この大動脈弁狭窄症に対する新しい治療法として、「経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI)」に加えて「スーチャーレス生体弁を使用した弁置換」を当院でも2021年9月から開始しました。
「スーチャ(縫合)レス(しない)生体弁」を使用することで、手術中に心臓を停止させる時間や手術時間を短縮することができ、患者さんの身体にかかる負担が少なくなることがこの手術の利点です。
熊本赤十字病院は、これからも患者さんに寄り添い、患者さんに満足していただける医療サービスを提供していきます。