熊本赤十字病院

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Neurology

急性期脳梗塞を中心に脳炎、てんかんなど急性神経疾患やパーキンソン病、多発性硬化症から慢性頭痛など神経内科一般に広く対応しています。年間入院数のうち急性期脳梗塞の占める割合は例年80%程度です。80代以上の高齢患者さんの占める割合は30~35%で、年々増加しています。熊本赤十字病院は、熊本県の脳卒中医療の拠点となるべく、「365日・24時間対応」をモットーに、脳神経内科や脳神経外科などの診療部と、看護師やメディカルスタッフなど専門性の高いスタッフを集めたチームを結成し、総合的かつより専門的な脳卒中治療を提供します。

主な疾患・治療法

01脳梗塞

脳梗塞は脳血管が閉塞し血流が途絶えて脳細胞が壊れてしまう病気です。片麻痺や失語の後遺症を残します。重症では死亡することもあります。発症早期にt−PA治療や脳血管内治療で閉塞した血管を再開通させることで症状を改善させることができます。熊本赤十字病院は脳血管内治療の施行件数と成績では全国有数の施設です。適応がある症例には全例施行ができるように準備をしています。急性期の不安定な状態を脳卒中集中治療病棟(SCU)、脳卒中専門病棟(脳卒中センター)で手厚いケアをしています。脳神経外科との共通病棟、手術適応のある場合は速やかに連携します。早期離床、早期リハビリをして、安定後は地域の他病院、クリニックと途切れ目のない連携をすることで患者さんの早期の社会復帰を目指しています。

症状

顔の片方がゆがむ,口角からヨダレを垂らす。 片方の手足が動かしにくくなる。歩きづらくなる。 ろれつが回らなくなる。言葉が口をついて出てこない。聞いた言葉の意味が理解ができない。 視野の一部が欠ける。左右の片方が認識できない。

Caution

このような症状が出たら迷わずに、即、救急車(119)を呼んでください!!!

検査

CT、MRI、脳血管造影、超音波検査(心臓、頸部、頭部)、心電図、脳血管造影、脳血流シンチ

治療

t-pA静注療法、脳血管内治療(血栓回収、血管形成、ステント)、抗血栓薬・水分・栄養など全身管理、リハビリ、合併症対策

02脳炎、髄膜炎、脊髄炎

症状

脳炎
・顔の片方がゆがむ,口角からヨダレを垂らす。
・片方の手足が動かしにくくなる。歩きづらくなる。
・ろれつが回らなくなる。言葉が口をついて出てこない。聞いた言葉の意味が理解ができない。
・視野の一部が欠ける。左右の片方が認識できない。
上記に加え、意識障害、痙攣
髄膜炎
発熱、頭痛、悪心嘔吐
脊髄炎
両下肢の脱力、感覚障害

検査

CT、MRI、髄液検査、脳波、脳血流シンチ

治療

全身管理、抗生剤、抗ウィルス薬、ステロイド、免疫抑制剤、リハビリなど

03てんかん

症状

一時的に痙攣や意識低下などの発作が出現し、これを繰り返す。

検査

MRI、脳波

治療

鎮静薬、抗てんかん薬、生活支援

04慢性頭痛

症状

片頭痛 緊張型頭痛 群発頭痛 そのほかの頭痛

検査

CT、MRI、髄液検査

治療

日常生活の注意、種々の頭痛予防薬、トリプタン製剤、適正な鎮痛剤の指導
不適切な鎮痛剤の使用で症状を悪くしてしまっている患者さんが多くみられます(薬物乱用頭痛)。

05パーキンソン病

症状

小刻み歩行 振戦 動作緩徐 前屈姿勢 バランス障害

検査

CT、MRI、RI(脳血流シンチ、心臓シンチ)

治療

種々の抗パーキンソン薬、リハビリ

06認知症

症状

物忘れ、日時場所が分からなくなる。 金銭管理や計算ができなくなる。 家電が使えない。 料理ができない。

これらの症状で日常生活に支障をきたしている。

検査

CT、MRI、脳血流シンチ

治療

抗認知症薬などの内服、日常生活の注意、生活支援、高血圧の管理、運動・栄養管理、ユマニチュード(コミュニケーション技術)の活用。
かかりつけ医、精神科医との連携

07神経難病
筋萎縮性側索硬化症(ALS) 家族性アミロイドポリニューロパチー(FAP)

治療

大学、他病院との連携、生活支援