移植医療支援室
移植医療支援室は、業務の専門性を明確化し、安全かつ迅速な移植医療の提供を目的に2019年4月に設立されました。
移植医療支援室には、専従の院内Coを配置し、院内移植医療に関する情報の集約と調整の役割を担っています。
また、移植医療の窓口が一本化され、臓器移植だけでなく、臓器提供についても、ご本人やご家族の意思を十分に活かせるよう寄り添った医療の提供を目指しています。
現在、院内だけでなく熊本県下及び隣県で移植医療を活発化させるべく、臓器提供施設連携体制構築事業に取り組んでいます。各施設と連携した移植医療体制を築き、院内外と協力しながら、移植医療の一層の発展に貢献するよう活動しています。
臓器移植に関する4つの権利
死後に臓器を「あげたい」「あげたくない」、あるいは移植が必要なときに臓器を「もらいたい」「もらいたくない」という権利。どの考え方も尊重されなければいけません。
活動内容
人材育成
医療従事者に向けた普及啓発活動、知識向上を目的とした講演会の開催を行っています。また、院外の複数医療機関とも連携を取り合い、医療機関同士での質の向上に取り組んでいます。
患者対応
患者(家族を含む)からの移植医療(臓器提供・臓器移植)に関する相談対応をはじめ、臓器提供に関する「意思表示の有無」等の情報収集や臓器提供に関わる関係者及び臓器提供者の家族との連絡調整等を行っています。
院内の体制整備
定期的に多職種で集合し、その時々の活動報告や症例検討を実施しています。また、緊急の症例対応を行えるようにするべく、多職種でのシミュレーションも行っています。
Green Ribbon Campaign
10月の移植医療普及推進月間には移植医療について広く一般の方に理解して頂くため1F待合ホールでGreen Ribbon Campaignを開催しています。
開催期間中は、資料の配布や、移植に関する講座等を行っています。
GREEN LIGHT-UP PROJECTへの参加
10/16はGREEN RIBBON DAY(1997年10月16日臓器移植法施行)です。
移植医療への理解と意思表示の普及啓発を目的に、移植医療のシンボルカラーであるGREENにLIGHT-UPを行っています。
構成員
救急科、手術センター、泌尿器科、外科、腎臓内科、小児科、脳神経外科、脳神経内科、麻酔科、薬剤部、検査部、病理診断科、臨床工学課、看護部、事務部、熊本県臓器移植コーディネーター
アイバンク
病気で白く濁ってしまった角膜や、ケガにより傷づいてしまった角膜は正常な角膜と交換しなければ「見える」ようになりません。
亡くなった方とそのご家族のご厚意によりご提供いただいた角膜を、角膜移植を待っている患者さんにあっせんする公的機関を「アイバンク」と言います。熊本県のアイバンクは、公益財団法人熊本県移植医療推進財団が担当しています。熊本赤十字病院は、熊本県移植医療推進財団の事務局と連携し、角膜提供の普及啓発活動に努めています。アイバンクの活動についての詳細は、下記のリンク「公益財団法人熊本県移植医療推進財団」をご覧ください。
ご相談・お問合せ
〒861-8520
熊本県熊本市東区長嶺南2丁目1番1号
熊本赤十字病院
平日 9:00~16:00
TEL:096-384-2111
isyokushien @kumamoto-med.jrc.or.jp