POINT01
豊富な手術症例
「がん」と「救急」を二本の柱に、消化器・呼吸器その他外科一般を中心とした外科診療ならびに救急医療を実践しています。
外科 専攻医のお知らせ
CONTENTS 01
POINT01
「がん」と「救急」を二本の柱に、消化器・呼吸器その他外科一般を中心とした外科診療ならびに救急医療を実践しています。
POINT02
「小さな創で確実に治そう」をモットーに鏡視下手術も積極的に取り入れ、2019年より手術支援ロボット「ダヴィンチ」を導入しています。
POINT03
総合内科、腎臓内科、泌尿器科、産婦人科や薬剤師、看護師、臨床工学技士、移植コーディネーターなど多職種の腎移植チームにより累計300例を実施しています。2010年以降の生体腎移植の生着率98%と良好な成績を収めています。
POINT04
生命の危機にある重症多発外傷において、迅速な対応をするため重症外傷センターとして全国的にもめずらしい外傷外科を設置しています。
年間約2300症例の手術を行っており、外科専門医要件を満たす十分な症例を短期間で経験することができます。
また、診療科の垣根が低いため、3年間のうちに救急科、麻酔科、消化器科、内科、泌尿器科などの研修も可能となっており、専攻医の意見を取り入れながら、自由度の高い研修計画を作ることができます。
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外科だけで、年間約1300症例、血管外科や小児外科、乳腺外科を含めると約2300症例の手術を行っています。外科に関していえば悪性疾患の手術が1/3、Acute Care Surgeryが1/3、胆石・ヘルニアなどの良性疾患が1/3と症例数も疾患のスペクトラムも研修に十分と考えています。
また、腎移植を行っており、移植に関する知識や技術を学ぶとともに、さらに移植専門医としてキャリアを積んでいくことも可能です。
日本では救急病院に小児外科が開設されていることは少ない一方、当院では小児外科において非常に特殊なトレーニングを積むことが可能です。外傷や腹痛患者などに対する初期評価、初期介入、画像診断を含めた診断、手術を含めた治療までを一貫して行えることを目標とします。
対象疾患は、当院の小児科診療の高度化に伴い、年々、様々な分野の高度な疾患を扱うように変化しています。また、小児ではCTの使用が制限されるため、画像診断技術の一環としてエコーの技術習得を必須としています。
日常診療では、ほとんどの手術を腹腔鏡で行っています。術野が狭いため同じ術式でも成人よりも難易度が高くなります。ある程度以上の一般外科のトレーニング後であれば1か月程度で、低難易度(そけいヘルニア、虫垂炎など)の術者や高難易度手術(噴門形成、脾臓摘出など)の部分的な術者を経験することが可能です。年間の手術は300例程度です。
年間約400症例の手術を行っています。うち、心臓・胸部大動脈が約150例、腹部大動脈・末梢血管等が250例と多彩な症例にあたることが可能です。平成22年からは毎年1名程度の後期研修医を育成しており、若手を含めたチームで診療にあたり、実践的に標準手術の経験を積むことができます。
また、植込型補助人工心臓の植込手術など新しい治療に対しても積極的に取り組んでおります。
平成27年4月から救命救急センター内に外傷外科を設置し、重症外傷患者の救命率向上を図るために、初療から手術・集中治療までを一貫して治療できるようになりました。
外傷診療ではチーム医療が特に重要であり、多発外傷では外傷関連各科の協力も不可欠です。外傷外科がチームマネージメントを行い、迅速かつ適切な治療戦略のもとで最適な医療を提供しています。平成29年11月から日本外傷学会外傷専門医研修施設の認定を受け、蘇生のために行う初療室手術は年間約30例にものぼっており、重症外傷センター化を目指しています。希望すれば、外傷外科のチームに所属してAcute Care Surgery部門の修練を積むことも可能です。
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私は消化器外科、特に肝胆膵領域の手術にあこがれていました。初期研修を行った病院では、救急患者を中心に"common disease"を数多く経験し、外科では胃癌や大腸癌の手術を行っていましたが、肝胆膵領域の手術はほとんどありませんでした。そこで、肝胆膵領域の手術を含めて外科手術の修練を積むことができる病院を求めて、この熊本赤十字病院の門をたたきました。
予定手術では、およそ週に悪性疾患2例、良性疾患が2例以上の主治医となります。それに加え、週に1~2回のオンコールの際、緊急手術の担当医となります。2年3か月で610例の手術を経験し、特に肝胆膵領域では、膵切除4例の執刀を含む約40例の手術を経験しました。胃癌に対する開腹胃切除は約20例、結腸癌に対する結腸切除は開腹・腹腔鏡下ともに10例を超える症例を執刀し、数多くの消化器癌手術の助手も経験しました。Acute Care Surgeryも多数経験し(当院は全国のDPC病院で虫垂炎1位、胆嚢炎3位となったことのあるhigh volume center)、多発外傷や重症患者の主治医として集中治療管理の修練も積むことができました。
症例の豊富さだけではなく、肝胆膵領域の手術は肝胆膵外科高度技能専門医、そして鏡視下手術は内視鏡外科学会技術認定医に指導を受けながら、手術の修練をできたことが良かったと思います。外科専門医に必要な症例数は比較的早く経験できるので、自分の症例を見据えて心臓血管外科、小児外科、消化器内科など、他の診療科をローテーションするなど柔軟に研修計画を立てることができました。さらに、当科では腎移植を行っており、移植医療も経験できます。後期研修医も移植チームの一員として手術や周術期管理を担当します。私は、主治医を5例、執刀医を1例経験し、脳死下献腎移植の臓器摘出にも同行しました。
私はこのような後期研修を送り、今後は肝胆膵領域を専門とする外科医を目指してより専門性の高い病院で修練を続けることになりました。外科医を志望するみなさんにとって、十分な経験ができる病院だと思いますので、ぜひ一度見学にいらっしゃってください。後期研修医の生き生きした姿を目にすることと思います。
当院の研修に興味を持っていただいたみなさんに実際に当院を見学する前に、当院の研修内容のご説明、質問にWEBでお答えします。対応するのはプログラム責任者をはじめとする指導医と当院の専攻医/研修医です。お気軽にお申込みください。
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