熊本赤十字病院

Gastroenterology

救命救急センターから入院する患者さんが約50%を占めており、救急入院では、胆道・膵臓疾患の割合が多く、高齢者人口の増加に伴い胆石・胆管炎患者の割合が増加しています。
また、抗血小板・凝固薬の使用割合増加により、消化管出血(胃・十二指腸潰瘍、大腸憩室出血)症例数が増加しています。地域を代表する救命救急センターとしての役割を果たすべく、消化管出血・緊急胆道ドレナージなど24時間対応が可能です。 最新の内視鏡設備と診断技術により、消化器がんの早期発見に努め、患者さんに負担の少ない治療へとつなげていきます。ガイドラインに基づいたスタンダードな治療に加え、より高度な医療を提供すると共に、24時間救急に対応できるスピーディーな医療を目指し診療を行っています。

主な疾患・治療法

01消化管腫瘍
最先端の医療機器を導入し、内視鏡検査で早期診断を行い、ESDなど高度な内視鏡治療や腹腔鏡で切除できる体制を外科と協力しながら推進しています。
02大腸ポリープ
内視鏡治療を外来において日帰りで毎日実施するようになりました。後出血や穿孔の危険性の少ない10mm以下のポリープであることを条件とし、その他に基礎疾患や抗血栓薬の内服の有無、万が一に出血してもすぐ対応できる環境にあることを確認のうえ行うこととしています。
03小腸疾患
小腸カプセル内視鏡やダブルバルーン小腸内視鏡も導入し、小腸疾患に対する精密検査も行えるようになりました。
04膵胆道系疾患
膵胆道系治療は、悪性腫瘍に対する精密検査、閉塞性黄疸に対する内視鏡的減黄術、総胆管結石治療と幅広く対応しています。EUS-FNA(超音波内視鏡下穿刺細胞診)を導入し、胆膵領域の診断がより正確に行えるようになりました。また腹腔神経叢ブロックや胆道および膵仮性嚢胞に対するドレナージなど様々なInterventional EUSを行っています。数種の胆道鏡、膵管鏡を用いた高度な診断・治療を行っており、今後も外科と連携し多数の胆膵症例に対応していきたいと考えています。
05肝臓がん
外科・放射線科と連携しながら治療を進めています。外科手術、抗がん剤肝動脈注入治療(TACE)、ラジオ波治療(RFA)、放射線治療などを組み合わせ、治療効果と患者さんへの負担を考慮しながら治療選択を行います。