熊本赤十字病院

Clinical_Lesearch

PICUにおけるECMO管理の合併症発生に関与する要因分析

  • 承認日 | 2026.2.13
受付番号
750
研究課題名
PICUにおけるECMO管理の合併症発生に関与する要因分析
当院研究責任者
中島 凌弥
研究分担診療科
小児集中治療科、臨床工学部
研究機関名
熊本赤十字病院
研究期間
2026年2月13日~2030年 12月 31日
研究目的と意義
重度の循環不全または呼吸不全に対して、不全状態となった心臓や肺の状態が良くなる間、生命を維持する治療に体外式膜型人工肺(ExtraCorporeal Membrane Oxygenation:ECMO)があります。この治療は遠心ポンプを用いて体外に血液を脱血する体外循環の1つであり、人工肺と呼ばれる装置により脱血した血液への酸素添加および二酸化炭素除去を行い体へ送血します。この遠心ポンプと人工肺がそれぞれ患者さんの心臓と肺の役割の一部を代替する事を目的としています。また人工物にさらされ、凝血予防のため抗凝固薬の持続投与が行われるため、体内で出血や感染など様々な合併症を引き起こす事が知られています。今回、ECMOにおける合併症の関連、ECMO離脱との要因を調べることを目的に、熊本赤十字病院で後ろ向きコホート研究を行います。本研究から得られた成果は、ECMO患者様の合併症予防に役立てられます。
研究方法
●対象となる患者
2007年1月1日~2025年12月31日の期間に当院へ入院され、当院ICU及びPICUへ入室しECMO管理となった18歳未満の患者さん

●方法
熊本赤十字病院の電子カルテを用いた後ろ向きコホート研究

●利用するカルテ情報
本研究において電子カルテから収集される情報:入院時の年齢(歳)、性別、肥満度指数(kg/㎡)、周産期情報、ECMOを要するに至った疾患、ECMOの種類、呼吸療法の種類、ECMOの条件、人工呼吸器管理中のモード、PEEP(cmH2O)、PIP(cmH2O)、FiO2、カテコラミン製剤の持続投与量、鎮静鎮痛剤の持続投与量、筋弛緩薬の持続投与量、血中のpH、PaO2(mmHg)、PaCO2(mmHg)、HCO3-(mmol/L)、BE(mmol/l)、Hb(g/dl)、ヘマトクリット値(%)、Na(mmol/l)、K(mmol/l)、Cl(mmol/l)、Ca(mmol/l)、 Anion Gap(mmol/l)、血糖値(Glu)(mg/dl)、乳酸値(Lac)(mmol/l)、血液尿素窒素(BUN)(mg/dl)、血清クレアチニン(sCre)(mg/dl)、推算糸球体ろ過量(eGFR)(ml/min/1.73m2)、クレアチニンキナーゼ(CPK)(U/l)、乳酸脱水素酵素(LDH)(U/l)、C反応性タンパク(CRP)(mg/dl)、尿酸値(UA)(mg/dl)、AST(U/l)、ALT(U/l)、アルブミン(Alb)(g/dl)、総蛋白(TP)(g/dl)、総ビリルビン(mg/dl)、アンモニア(µg/dL)、白血球数・分画(10^3/μL)赤血球数(10^4μl)、血小板数(10^4µl)、PT-INR、aPTT(sec)、フィブリノーゲン(mg/dL)、トロポニン(ng/mL)、CK-MB(ng/mL)、BNP(pg/mL)、PICU入室日数、入院日数、ECMO管理時間、ECMOフロー(L/min)、ECMO回転数(bpm)、sweep gas、ECMOに起因する合併症、退院時生存の有無

●他機関へ提供する方法
該当致しません。