熊本赤十字病院

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血友病患者の出血性病態の初期診療における救急医のガイドライン活用状況の調査

  • 承認日 | 2020.07.10
受付番号
420
研究課題名
血友病患者の出血性病態の初期診療における救急医のガイドライン活用状況の調査
当院研究責任者
救急科 加藤 陽一
研究分担診療科
救急科、小児科
研究機関名
熊本赤十字病院
研究期間
2020年7月10日~2023年7月9日
研究目的と意義
出血性病態を呈した血友病患者の実診療においてどの程度ガイドラインに準拠した救急診療がなされているのかを明らかにした調査、報告は本邦ではまだない。本研究においてその現状を明らかにすることで、救急医の同病態やガイドラインに対する認知が不十分であった場合、今後の診療の改善や啓蒙活動の策定に寄与することが出来る。
研究方法
●対象
「血友病」の保険病名が登録されている患者のうち2015年4月1日から2020年3月31日までに熊本赤十字病院を1回以上救急受診している患者
●利用するカルテ情報
受診時の年齢、性別、受診時の体重、血友病の種類、インヒビターの有無、受診時に血友病の診断が確定していたか否か、受診時に定期補充療法を受けていたか否か、受診時の病態、出血性病態か否か、受診時に補充療法を受けたか否か、凝固因子の投与量、診療した医師の属性(救急科、小児科もしくはそれ以外の科の医師)
●方法
カルテからデータを抽出し、出血性病態が疑われた際の診療内容がガイドライン(日本血栓止血学会2013年改訂版)に準拠しているかを判断し、更に医師の属性別の適切でない診療の割合を比較する。
●他機関へ提供する方法
提供なし