熊本赤十字病院

Clinical_Lesearch

CKD教室の参加者と非参加者における透析導入までの期間の比較検討

  • 承認日 | 2024.03.12
受付番号
602
研究課題名
CKD教室の参加者と非参加者における透析導入までの期間の比較検討
当院研究責任者
腎センター 看護師長 津志田 和美
研究分担診療科
腎臓内科
研究機関名
熊本赤十字病院
研究期間
2024年3月12日~ 2024年11月10日
研究目的と意義
熊本県は100万人当たりの透析患者数が日本国内でも多く、2008年の統計調査では全国1位であった。これを受け腎機能が低下している患者の自己管理を促し、透析療法の知識の提供を目的として、2008年から当院ではCKD(※CKD(chronic kidney disease):慢性腎臓病)教室を開始した。CKD教室に参加することで大幅な透析導入時期延長効果が認められたという先行研究もあったが、地域の基幹病院である当院では血液透析・腹膜透析・腎移植の3つの全ての療法が出来るという強みを活かし、家族を交えたCKD教室を開催している。このCKD教室の参加者と非参加者の検査データ・疾患・病歴・年齢・性別を振り返り、参加者の検査データの推移と、非参加者の検査データの推移を比較検討し、今後のCKD教室の普及に活かすことを目的とする。
研究方法
●対象となる患者
2019年1月~2020年12月の間に当院の腎臓内科外来を受診した腎機能ステージ3~4(GFR15~59:腎機能軽度悪化~高度低下)のうち、CKD教室非参加者約500名からランダムに抽出された50名とCKD教室参加者約50名。
ただし、採血の検査が1回のみの患者、現在亡くなっている患者や意思疎通が図れない患者は除外する。

●方法
CKD教室の参加者と非参加者で疾患・病歴・年齢・性別と透析導入までの期間・検査データ及びその推移を比較検討する。

●利用するカルテ情報
GFRの値・透析導入の有無および導入までの期間・疾患・病歴・年齢・性別

●他機関へ提供する方法
提出はしない。