熊本赤十字病院

Clinical_Lesearch

膵頭十二指腸切除後遅発性胆管炎の危険因子の検討

  • 承認日 | 2024.5.10
受付番号
612
研究課題名
膵頭十二指腸切除後遅発性胆管炎の危険因子の検討
当院研究責任者
第一外科 上村将夫
研究分担診療科
外科
研究機関名
熊本赤十字病院
研究期間
2024年5月10日~ 2025年12月31日
研究目的と意義
膵頭十二指腸切除後遅発性胆管炎は消化液の肝内胆管への逆流と胆汁うっ滞に起因すると言われ、時として重篤化することが知られています。当院における膵頭部十二指腸切除後遅発性胆管炎の詳細と危険因子を明らかにすることを目的としています。
研究方法
●対象となる方
2014年1月から2022年11月までに当院で膵頭十二指腸切除術を受けた患者さんを対象とします。

●方法
上記の条件にあてはまる患者さんを研究対象者として登録し、初診時から最終確認日までの下記の診療情報を診療録より取得します。これらは全て日常診療で実施される項目であり、追加の検査等を必要としません。
下記のカルテ情報を基に術後遅発性胆管炎の発症の危険因子を抽出します。


●利用するカルテ情報
患者因子:年齢、性別、BMI、ASA-PS、病理学的診断、併存疾患、手術歴、術前胆管炎の有無、術前黄疸の有無、術前胆道ドレナージの有無、血液検査(赤血球数、白血球数、CRP、AST、ALT、アルブミン、総ビリルビン、クレアチニン、血小板値、PT、APTT)、画像検査(CT、MRI)
手術因子:術式、再建方法、手術時間、出血量、輸血の有無、膵断端の性状、門脈合併切除の有無
術後合併症:術後全合併症
転帰:術後遅発性胆管炎発症の有無、重症度


●他機関へ提供する方法
他機関への提供はありません。