熊本赤十字病院

Clinical_Lesearch

当院にて実施したHLA TypingにおけるHLA-DRと-DQの連鎖関係について

  • 承認日 | 2024.05.31
受付番号
620
研究課題名
当院にて実施したHLA TypingにおけるHLA-DRと-DQの連鎖関係について
当院研究責任者
吉丸 希歩
研究分担診療科
検査部
研究機関名
熊本赤十字病院
研究期間
2024年5月31日~2025年3月31日
研究目的と意義
日本人のHLAでは、HLA-DRB1とHLA-DQB1において非常に高い相関があることが報告されています。そのため、HLA-DRB1のHLA検査結果を基に、HLA-DQB1の検査を実施せず、HLA-DQB1を推測している施設が存在します。しかし当院で実際にHLA-DQB1を検査すると、中島らの報告の日本人集団連鎖と異なることがあります。そのため、当院で行ったHLA検査の解析を行い、正確なHLA検査がドナー特異的抗体(DSA: Donor Specific Antibody)の判断に必要であると示すことを目的としています。
研究方法
●対象となる方
2020年1月~2023年12月に当院で生体腎臓移植を行ったドナー及びレシピエントの患者さん。

●方法
上記条件にあてはまる患者を研究対象者として登録し、検体検査システムより、該当患者のHLA Typing結果を抽出します。

●利用するカルテ情報
HLA Typing結果

●他機関へ提供する方法
他施設への提供はありません。