熊本赤十字病院

Clinical_Lesearch

2 型糖尿病患者における経口セマグルチドの維持用量別にみた有効性・安全性の評価

  • 承認日 | 2024.6.20
受付番号
624
研究課題名
2 型糖尿病患者における経口セマグルチドの維持用量別にみた有効性・安全性の評価
当院研究責任者
薬剤師 小笠原 大祐
研究分担診療科
薬剤部
研究機関名
熊本赤十字病院
研究期間
2024 年 6 月 20 日〜2024 年 10 月 31 日
研究目的と意義
GLP-1 受容体作動薬(Glucagon-like peptide-1 receptor agonist;GLP-1RA)
は、2 型糖尿病患者において強力な血糖低下作用及び体重減少効果が認められ、
かつ心血管イベント抑制効果や腎保護効果も報告されています。従来の GLP-
1RA は注射製剤でしたが、利便性を高めるため開発された経口セマグルチドが
発売されたことにより、自己注射が困難な 2 型糖尿病患者にも GLP-1RA が使用
されるようになりました。今回、経口セマグルチドの使用症例について有効性
や副作用を調査します。
研究方法
●対象となる方
2023 年 3 月から 2023 年 12 月の間に熊本赤十字病院にて新規に経口セマグルチ
ドが開始となり 6 ヶ月後までの経過が追跡可能な外来患者さん
【除外患者】
経口セマグルチド開始 6 ヶ月後までの経過の追跡が不能な患者さん
●方法
上記の条件にあてはまる患者さんを対象とし、開始から 6 ヶ月後までの下記の
診療情報を診療録より後ろ向きに取得します。これらは全て日常診療で実施さ
れる項目であり、追加の検査等を必要としません。
●利用するカルテ情報
1 臨床所見(年齢、性別、病歴)
2 血液所見(HbA1c、Glu、eGFR、AST、ALT、LDL-C、TG)
3 治療合併症(副作用)
5 治療(糖尿病治療薬)
●他機関へ提供する方法
他機関への提供はありません。