熊本赤十字病院

Clinical_Lesearch

腎性貧血に対するHIF-PH 阻害薬の用量調整方法が有効性・安全性に与える影響

  • 承認日 | 2024.7.29
受付番号
630
研究課題名
腎性貧血に対するHIF-PH 阻害薬の用量調整方法が有効性・安全性に与える影響
当院研究責任者
薬剤部 薬剤師 石本まり
研究分担診療科
薬剤部
研究機関名
熊本赤十字病院
研究期間
2024年7月29日~2025年3月31日
研究目的と意義
低酸素誘導因子-プロリン水酸化酵素(HIF-PH)阻害薬であるロキサデュスタットとダプロデュスタットの添付文書には、ヘモグロビン(Hb)濃度に応じた用量調整の方法が記載されていますが、実臨床においては添付文書通りに用量調整されないことがあります。そこで本研究ではHIF-PH阻害薬の使用状況を調査し、添付文書に則した用量調整の遵守が有効性や安全性に与える影響について検討します。
研究方法
●対象となる方
2023年1月から 2023年12月までの12ヶ月間にHIF-PH阻害薬であるロキサデュスタットとダプロデュスタットが処方された外来患者さん

●方法
Hb値、開始用量、採血タイミング、腎機能、エリスロポエチン製剤からの切替えの有無、輸血の有無、併用薬、副作用について電子カルテを用いて後方視的にします。対象患者を用量調整の方法が添付文書遵守群と非遵守群に分けて比較します。

●利用するカルテ情報
① 臨床所見(年齢、性別、既往歴、副作用情報)
② 処方歴(HIF-PF阻害薬投与開始時の用量、併用薬)
② 血液所見(Hb値、クレアチニンクリアランス(CCr))
③ 透析の有無
④ 輸血の有無

●他機関へ提供する方法
他機関への提供はありません。