臨床研究に関する情報公開
- 受付番号
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648
- 研究課題名
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ロボット支援下直腸切除におけるfusion surgeryの有用性
- 当院研究責任者
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永末裕友
- 研究分担診療科
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大腸外科
- 研究機関名
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熊本赤十字病院
- 研究期間
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2024年10月16日~2025年4月30日
- 研究目的と意義
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ロボット支援下手術はその有用性に加え、保険適用も相まってその普及は急速に進みつつあります。しかし、手術時間延長、若手外科医執刀機会の減少、教育面、コスト面などの問題点が指摘されています。上記の様な問題点を補完する方法として、腹腔鏡手術との融合が徐々に浸透しつつあり、当院でも2023年より導入しています。今回は当院における治療成績、コスト、教育面などについて検討し、その利点、問題点を明らかにすることで、今後のロボット支援下手術の更なる発展、向上につなげることを目的とします。
- 研究方法
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●対象となる方
当院で2023年1月から2024年8月にロボット支援下直腸切除を施行した患者さん。
ただし、以下のいずれかに該当する場合は除外します。
①複数術式を同時に施行する場合
②他臓器合併切除など拡大手術を要する場合
●方法
上記の条件にあてはまる患者さんを研究対象者として登録し、手術前から手術後1ヶ月での下記の診療情報を診療録より取得します。これらは全て日常診療で実施される項目であり、追加の検査等を必要としません。これらの項目を用いて、患者背景、手術成績、短期成績、コスト面、若手医師教育に与える影響を後方視的に検討しその有用性を検討します。
●利用するカルテ情報
1 臨床所見(年齢、性別、身長、体重、BMI,ASAスコア、病歴)
2 手術所見(手術時間、コンソール時間、出血量、開腹移行の有無、術後合併症、術後在院日数)
3 コスト情報(手術に使用した医療機器及びその価格)
●他機関へ提供する方法
提供予定はありません。