熊本赤十字病院

Clinical_Lesearch

当科で導入した外来子宮鏡手術の現状

  • 承認日 | 2024.10.31
受付番号
652
研究課題名
当科で導入した外来子宮鏡手術の現状
当院研究責任者
第一産婦人科 医師 田畑 遼
研究分担診療科
産婦人科
研究機関名
熊本赤十字病院
研究期間
2024年10月31日~2025年3月31日
研究目的と意義
近年、細径硬性子宮鏡を用いた外来子宮鏡手術が本邦で行われるようになっており、2021年5月より当院でも導入したので、その手術成績について検討します。当院での外来子宮鏡手術は、Storz社の細径硬性子宮鏡を用いており、頸管拡張の必要がなく、無麻酔で手術を施行、鋏鉗子により子宮内膜ポリープを切除します。
当院における適応は2cm以下のポリープで不正性器出血などの症状を有する症例としており、当院の外来子宮鏡手術を施行した症例は21例です。これらの症例の所見を後ろ向きに合併症、出血量、病理組織結果等について評価し、外来子宮鏡手術の有用性について考察することを目的としています。
研究方法
●対象となる方
2021年05月~2024年08月までに当院で外来子宮鏡手術を試行した患者さん

●方法
上記の条件にあてはまる患者さんを研究対象者として登録し、手術前から手術後6ヶ月までの下記の診療情報を診療録より取得します。これらは全て日常診療で実施される項目です。これらの項目を用いて、患者負担の軽減、コスト面などを後方視的に考察し、その有用性を検討します。

●利用するカルテ情報
1 臨床所見(年齢、性別、身長、体重、病歴、妊娠分娩歴、主訴)
2 血液所見(赤血球数、白血球数・分画、AST、ALT、総蛋白、アルブミン、総ビリルビン、クレアチニン、尿素、Na、K、Ca、Cl)
3 画像所見(超音波所見、MRI所見)
4 病理学的所見(内膜細胞診含む)
5 治療(術式・投与薬剤・出血量)
6 治療反応性・合併症・予後

●他機関へ提供する方法
提供予定ありません。