熊本赤十字病院

Clinical_Lesearch

当院の急性大動脈解離(A型)保存療法における転帰と心リハプログラムの適合性について

  • 承認日 | 2024.11.26
受付番号
650
研究課題名
当院の急性大動脈解離(A型)保存療法における転帰と心リハプログラムの適合性について
当院研究責任者
第二理学療法係長 理学療法士 髙村 雅直
研究分担診療科
リハビリテーション科
研究機関名
熊本赤十字病院
研究期間
2024年11月26日~2025年07月31日
研究目的と意義
本邦の2020年改訂版 大動脈瘤・大動脈解離診療ガイドラインにおいて、急性大動脈解離A型偽腔閉鎖型は非合併症症例に関して保存療法を推奨しており、保存プログラムは薬物療法と期間安静およびリハビリテーションを主体として構成されている急性大動脈解離 StanfordB型プログラムを修正した内容で進行する施設が多く存在します。しかし、プログラム進行の途中で解離進展や拡大を認め、緊急手術へ移行したケースも経験します。今回、当院の直近10年間における急性大動脈解離診断にてA型偽腔閉鎖型症例を抽出し、その転帰と保存療法プログラム内容および進行の適合性ついて調査します。
研究方法
●対象となる方
2013年1月から2023年12月までの間、当院で急性大動脈解離の診断を受けた症例のうち、StanfordA解離(偽腔閉鎖型症例)にて保存療法対象となった約100症例を対象とします。

●方法
上記の条件にあてはまる患者さんを研究対象者として登録し、2013年1月から2023年12月までの下記の診療情報を診療録より取得します。これらは全て日常診療で実施される項目であり、追加の検査等は必要ありません。

●利用するカルテ情報
1 臨床所見(年齢、性別、身長、体重、病歴)
2 血液所見(赤血球数、白血球数、総蛋白、アルブミン、クレアチニン、尿素、CRP)
3 画像所見(X線写真/CT画像)
④ 治療(術式・投与薬剤)
⑤ 治療反応性・合併症・予後

●他機関へ提供する方法
提供する予定はありません。