熊本赤十字病院

Clinical_Lesearch

カフ型カテーテルの血栓閉塞に対してガイドワイヤー1本法の臨床成績

  • 承認日 | 2024.11.26
受付番号
655
研究課題名
カフ型カテーテルの血栓閉塞に対してガイドワイヤー1本法の臨床成績
当院研究責任者
濱之上 哲
研究分担診療科
腎臓内科
研究機関名
熊本赤十字病院
研究期間
2024年11月26日~ 2025年3月31日
研究目的と意義
透析患者さんにはバスキュラーアクセス(VA)が必須ですが、高齢化に伴いカフ型カテーテルを選択する症例が増えてきています。それに伴いカテーテルに関するトラブルも増えています。今回、カテーテルトラブルの一つである血栓閉塞に対して、他施設ではガイドワイヤーというもの針金のようなものを3-4本使用して血栓除去を行うことが多いですが、当院では以前より1本のみ用いて工夫して血栓除去を行っております。今回、その結果、成績について検討いたします。
研究方法
●対象となる方
慢性腎不全に対して維持透析治療中の方で、2017年1月1日~2022年12月31日までの期間に、バスキュラーアクセスがカフ型カテーテルを使用しており、カテーテルトラブル(閉塞)に対して当院で血栓除去治療を受けた患者さんを対象としております
●方法
上記の条件にあてはまる患者さんを研究対象者として登録し、電子カルテ上の情報をもとに、処置後どれくらいの期間透析に使用できたかを調べます(追加の検査などはありません)。
●利用するカルテ情報
 診療録から臨床所見(年齢、性別、身長、体重、既往歴)、②治療(治療日、カテーテル血栓除去の術中所見、画像)、③治療後の経過(その後問題なくカテーテルが使えている期間:再度血栓除去を依頼されるか、カテーテルを入れ替える手術を受けるまでの期間)を調べます。
●他機関へ提供する方法
当院のみで行います。
他機関への提供はありません。