熊本赤十字病院

Clinical_Lesearch

当院におけるサイトメガロウイルス(CMV)感染合併潰瘍性大腸炎患者の治療成績の検討

  • 承認日 | 2025.9.10
受付番号
719
研究課題名
当院におけるサイトメガロウイルス(CMV)感染合併潰瘍性大腸炎患者の治療成績の検討
当院研究責任者
北田英貴
研究分担診療科
消化器内科
研究機関名
熊本赤十字病院
研究期間
2025年9月10日~2026年5月31日
研究目的と意義
潰瘍性大腸炎に合併するサイトメガロウイルス感染に対してどのように診断して、治療するかについては定まっていません。2009年4月から2025年3月まで当院に入院した15才以上の潰瘍性大腸炎の患者さん222人のうち、CMV抗原血症検査(CMVA)を施行した94名のうち陽性であった27人(29%)とCMV免疫組織検査陽性患者さん6人(同時陽性5人)に対して、治療方法と予後、ガンシクロビル(GCV)投与の有無による予後の検討を行うことにより、どのような症例にガンシクロビル投与が必要であるかを明らかにし、あわせてCMV抗原検査が予後判定に有用であるかどうかについても検討することを目的としています。
研究方法
●対象となる方
2009年4月から2025年3月まで当院に入院した15才以上の潰瘍性大腸炎患者さん
【除外患者】
14才以下の患者さん

●方法
上記の条件にあてはまる患者さんを対象とし、下記の診療情報を診療録より後ろ向きに取得します。これらは全て日常診療で実施される項目であり、追加の検査等を必要としません。
サイトメガロウイルス抗原陽性またはサイトメガロウイルスに対する治療法別の予後の検討、サイトメガロウイルス抗原陽性患者さんと陰性患者さんの予後を比較します。

●利用するカルテ情報
① 臨床所見(年齢、性別)② 血液所見(CMV抗原検査)③ 病理学的所見(免疫組織学的所見)④ 治療(術式・投与薬剤)⑤ 治療反応性・合併症・予後

●他機関へ提供する方法
他機関には提供しません。