膵癌に対して、術前化学療法(NAC)は手術先行と比較して有意に生存期間が延長させると報告されています1)2)。しかし、NAC後に根治術に企図しても、術中非切除因子が判明することや早期再発を来すことがあります。
一方で、膵癌におけるCA19-9(腫瘍マーカー)は病勢を示す指標と知られており、NAC前後のCA19-9の推移が予後に影響すると報告されている3)。
当院での膵癌に対するNAC後、根治術を企図した症例において、CA19-9に着目し、予後不良の危険因子を抽出することを目的とします。
1) Unno M, et al. Ann Surg.2026 doi: 10.1097/SLA.0000000000006730.
2) Vensteijine E. et al. J Clin Oncol. 2022 DOI: 10.1200/JCO.21.02233
3) Newhook T. E. et al. Ann Surg. 2022 DOI: 10.1097/SLA.0000000000005184