熊本赤十字病院

Clinical_Lesearch

腎移植患者においてレテルモビルがタクロリムスの投与量および薬物動態へ与える影響

  • 承認日 | 2026.6.26
受付番号
792
研究課題名
腎移植患者においてレテルモビルがタクロリムスの投与量および薬物動態へ与える影響
当院研究責任者
薬剤部 森 優
研究分担診療科
薬剤部
研究機関名
熊本赤十字病院
研究期間
2026年6月26日〜2026年11月30日
研究目的と意義
腎移植を実施された患者さんのうち、サイトメガロウイルス(以下、CMV)感染症のリスクが高い方に対して、熊本赤十字病院ではCMV感染予防薬のレテルモビル(プレバイミス®錠)を使用しています。レテルモビルは免疫抑制剤のタクロリムスとの薬物間相互作用によりタクロリムスの血中濃度を上昇させることが報告されており、レテルモビルを開始するとき、および終了するときにタクロリムスの投与量を調整する必要があります。しかしながら、タクロリムスの投与量をどの程度調整すべきかについては明らかになっていません。本研究は、レテルモビルがタクロリムスの投与量へ与える影響を評価し、その結果をもとに将来の患者さんの薬物治療においてレテルモビル開始時、終了時のタクロリムスの投与量調整の手助けとなることを期待しています。
研究方法
●対象となる方
熊本赤十字病院で腎移植を実施された患者さんの中で、免疫抑制剤としてタクロリムスを使用しており、かつレテルモビルを服用したことがある方を対象とします。
ただし、以下のいずれか1つに該当した方は研究対象者から除きます。
・20歳未満の小児の患者さん
・レテルモビル内服中にタクロリムスから他の免疫抑制剤へ変更となった患者さん
・患者さんが研究参加を拒否した場合

●方法
上記の条件にあてはまる方を電子カルテより抽出します。収集したカルテ情報をもとに、以下の評価を行う予定です。
レテルモビル開始前後、終了前後のC/D比、AUC/D比
※C/D比…トラフ値 / 投与量 AUC/D比…AUC0-24 / 投与量
(レテルモビル開始前はレテルモビル開始日、開始後は退院日、終了前はレテルモビル終了日、終了後はレテルモビル終了後1ヶ月目のデータを使用する)

●利用するカルテ情報
1 臨床所見(年齢、性別、体重)
2 血液所見(タクロリムス血中濃度(トラフ値、AUC0-24)、血清クレアチニン値(SCr)、CCr、標準化eGFR)
3 タクロリムス投与量

●他機関へ提供する方法
他機関への提供はありません。