受付番号

538

研究課題名

The resistive index by doppler ultrasonography as a predictor of the long-term outcomes after kidney transplantation

当院研究責任者

第一外科　日髙　悠嗣

研究分担診療科

第一外科、腎臓内科、泌尿器科

研究機関名

熊本赤十字病院

研究期間

2023年2月9日〜2023年12月31日

研究目的と意義

移植腎機能のモニタリングとして、非侵襲的で簡便であるエコー検査は腎移植の日常診療として用いられるが、そのドップラーエコーで得られるresistive index（RI）が長期予後に影響があるという先行研究がある。当院の腎移植患者においても高いRIが移植腎予後や生命予後に影響があるのか、また影響があるとするならその関連する因子はなにかを探索することを目的とした研究である。

研究方法

●対象
当院で2011年4月から2019年7月に腎移植を受けたレシピエントのうち、献腎移植例、超急性拒絶反応による移植腎早期廃絶例、他院フォロー例除いた症例。

●利用するカルテ情報
①臨床所見（レシピエント：年齢、性別、慎重、体重、BMI、透析期間、ABO血液型不適合の有無、術前抗ドナー特異的抗体の有無、降圧薬内服数、移植前糖尿病罹患の有無、観察期間、移植腎廃絶の有無、死亡、急性拒絶反応、ドナー：年齢、性別、身長、体重、BMI）
②血液所見（術前ヘモグロビンA1c、術前後eGFR、ドナー：術前尿酸、術前LDLコレステロール、術前ヘモグロビンA1c）
③病理学的所見（腎移植手術時の血流再開①時間後生検の所見）
④画像検査所見（移植1日後・2週間後・1年後における移植腎エコーのresistive index）
⑤移植腎生着率・移植後生存率

●方法
腎移植後1日・2週間・1年における移植腎エコーのresistive index（RI)0.7をカットオフとして2群に分類し、移植前後の下記診療情報を診療録より取得する。これらは全て日常診療で実施される項目であり、追加の検査等を必要としない。

●他機関へ提供
提供なし