熊本赤十字病院

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進行胃癌に対する症状緩和を目的とした腹腔鏡下胃空腸バイパス術の有用性

  • 承認日 | 2023.03.30
受付番号
545
研究課題名
進行胃癌に対する症状緩和を目的とした腹腔鏡下胃空腸バイパス術の有用性
当院研究責任者
外科 伊橋 卓文
研究機関名
熊本赤十字病院 外科
研究期間
2023年3月30日〜2023年12月31日
研究目的と意義
 胃空腸バイパス手術は治癒切除困難な進行胃癌症例において、閉塞や出血等の症状を緩和し、ADLの維持や化学療法の導入に寄与する重要な手技である。当院では2019年度より腹腔鏡下胃空腸バイパス術を導入しており、その安全性や有効性について従来の開腹空腸バイパス術と比較しつつ、後方視的に比較検討することを目的とする。
研究方法
(1)研究の種類・デザイン
当院のみのデータを用いた後向き観察研究

(2)研究対象者
2014年4月から2022年6月の期間において、閉塞や出血などの症状を有する進行胃癌患者において緩和手術として胃空腸バイパス術を施行した症例

(3)方法
腹腔鏡下胃空腸バイパス術、開腹胃空腸バイパス術のそれぞれの施行群について、患者背景、手術時間や出血量、術前後の経口摂取の改善程度、術後合併症の発症率、在院日数、生存率などの治療成績について比較検討を行う。

(4)評価項目
患者背景、手術時間、出血量、術前後の経口摂取の改善程度、術後合併症の発症率や在院日数、術後化学療法の導入率、総生存率、生存期間