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喫煙者に対する直腸癌の腹腔鏡下低位前方切除術における周術期合併症の検討

  • 承認日 | 2017.10.4
受付番号
268
研究課題名
喫煙者に対する直腸癌の腹腔鏡下低位前方切除術における周術期合併症の検討
当院研究責任者
麻酔科 井上 克一
研究分担診療科
麻酔科、外科
研究機関名
熊本大学大学院医学教育部
研究期間
2017年10月4日~2021年3月31日
研究目的と意義
喫煙は肺癌だけでなく、喉頭癌・食道癌などの悪性疾患や心脳血管障害・糖尿病などの明らかな原因となることが示されている。喫煙者癌患者は原疾患だけではなく、喫煙による全身疾患を合併あるいは潜伏している病態と考えられ、手術に対する影響は大きいと考えられる。また、喫煙により周術期呼吸器、消化器、創感染などの合併症が増加することや、術前禁煙を施行することにより周術期合併症が減少することは周知の事実である。
本研究では、増加傾向にある直腸癌の腹腔鏡下低位前方切除術における喫煙が周術期合併症に与える影響について検討を行う。
研究方法
●対象
2010年4月から2017年5月の間に、当院で腹腔鏡下低位前方切除術を施行した患者
●利用するカルテ情報
年齢・性別・呼吸機能・BMI・術前合併症(糖尿病)・麻酔時間・手術時間・気管内挿管~手術開始時間・手術終了~抜管時間・術中出血量・術後合併症発生数・術後在院日数など
●方法
対象患者を①喫煙歴なし②術前禁煙(術前5週間以上禁煙)③術前禁煙(術前4週間以内に禁煙)④喫煙を継続した症例に分け、比較検討を行う。非喫煙者と比較し、喫煙することによって術後合併症・術後在院日数が増加するかを検討する。また、術前に禁煙期間を設けることによって術後合併症・術後在院日数がどの程度減少するかを解明する。
●他機関へ提供する方法
提供なし