熊本赤十字病院

Clinical_Lesearch

ABCDEF bundle導入後の実践上の課題

  • 承認日 | 2023.7.19
受付番号
567
研究課題名
ABCDEF bundle導入後の実践上の課題
当院研究責任者
集中治療病棟・看護係長/急性・重症患者看護専門看護師 井野朋美
研究分担診療科
看護部 集中治療病棟
研究機関名
熊本赤十字病院
研究期間
倫理委員会承認日~2024年3月31日
研究目的と意義
当院集中治療病棟では、2019年度より人工呼吸器装着患者に対する包括的ケア指針であるbundleを導入し、看護ケアを提供している。導入から約4年が経過しており、本研究ではbundle実施・実践上の課題を明らかにすることを目的とする。課題が明らかになることにより、実践内容や方法の精度を上げることが出来ると考える。さらには、人工呼吸器装着患者の早期回復、長期予後の改善に寄与することが出来るものと考える。
研究方法
●対象となる患者
2020年4月~2023年3月までに当院ICUに入室した患者に対して実施したカンファレンス記録から、bundleに則りカンファレンスを実施した記録がなされている症例を対象とする。

●方法
本研究は、電子カルテおよび対象期間中に実施されファイリングされたカンファレンス記録より後ろ向きに下記データを収集する。
【評価項目】
①BundleのA-Fに関する記載の有無:遵守率
②介入を要すと記載されている項目の記載数とその割合

●利用するカルテ情報
①患者の基本属性(年齢・性別)、②診療科・診断、③SOFAスコア、④人工呼吸器装着の有無、③カンファレンス記録:1)A-Fの各項目の記載の有無、2)A-Fの項目のうち介入の強化や内容検討が必要と記載されているもの(例えば、医師に相談することや他職種の支援や協働を要すなどの記載に関すること)

●他機関へ提供する方法
他機関への試料・情報の提供はありません。