熊本赤十字病院

Clinical_Lesearch

スティーヴンス・ジョンソン症候群(SJS)ならびに中毒性表皮壊死症(TEN)の全国疫学調査(二次調査)

  • 承認日 | 2019.4.18
研究課題名
スティーヴンス・ジョンソン症候群(SJS)ならびに中毒性表皮壊死症(TEN)の全国疫学調査(二次調査)
当院研究責任者
皮膚科 吉野 雄一郎
研究分担診療科
皮膚科
研究機関名
昭和大学医学部皮膚科学講座
研究期間
2019年4月18日~2021年3月末日
研究目的と意義
10年前に施行した第1回スティーヴンス・ジョンソン症候群ならびに中毒性表皮壊死症調査結果との比較を行うため第2回の全国疫学調査を行う。
診断基準の改訂に伴う診断件数における変化の有無、診療ガイドラインの作成による診療実績の変動、免疫グロブリン大量静注療法と血漿交換療法の保険適用による治療法の変化、死亡率や後遺症発症率の変動の有無を明らかにする。第1回の調査では盛り込まれなかったスティーヴンス・ジョンソン症候群ならびに中毒性表皮壊死症の発症に関与する免疫学的背景を明らかにすることを新たな目的とする。
研究方法
●対象
一次調査で2016年から2018年の3年間にSJS/TEN症例のあった全施設に随時二次調査票を発送し、対象施設全てのSJS/TENの患者を対象とする。
●利用するカルテ情報
既存の情報(診断基準項目、入院日、退院日、年齢、性別、身長、体重、血圧、原疾患、既往歴、免疫に影響を及ぼす薬剤の使用歴、被疑薬及び投与期間、原因薬剤検索、症状出現日、発熱、皮疹の分布、病理組織学的検査、症状、重症度、治療、転帰、転院先、後遺症など)
●方法
当院で診療の過程で得られた患者情報(カルテに記載された診療情報や検査データ等)を診療録から収集する。
●他機関へ提供する方法
調査票に記入し、昭和大学へ郵送する。(該当患者1人につき1枚)