熊本赤十字病院

Clinical_Lesearch

造影CTで確認された血管外漏出像陽性結腸憩室出血に対する早期大腸内視鏡検査の検討

  • 承認日 | 2023.7.31
受付番号
572
研究課題名
造影CTで確認された血管外漏出像陽性結腸憩室出血に対する早期大腸内視鏡検査の検討
当院研究責任者
第一消化器内科 部長 北田英貴
研究分担診療科
消化器内科 内視鏡科 総合診療科
研究機関名
熊本赤十字病院
研究期間
2023年7月31日~2025年3月31日
研究目的と意義
造影CTで確認された血管外漏出像陽性結腸憩室出血に対する大腸内視鏡検査で経口洗浄剤による前処置を行った群と行わなかった群とで出血憩室同定率はどちらが高いかを比較検討した研究がない。過去10年間の熊本赤十字病院における症例を検討し、どちらが出血憩室同定率が高いかを比較検討する。併せて造影CT出血部位、経口洗浄剤の有無、造影CT後大腸内視鏡開始までの時間、内視鏡SRH存在部位、盲腸到達率、出血部位到達率、止血術施行率、偶発症の発生率、輸血施行率、血管造影検査への移行率、手術への移行率も検討する。今後、造影CTで確認された血管外漏出像陽性結腸憩室出血に対する大腸内視鏡検査で経口洗浄剤による前処置を行うかどうかを判断する根拠となる。
研究方法
●対象となる患者
2013年4月から2023年3月までの大腸憩室出血で熊本赤十字病院に入院してCTと大腸内視鏡検査を行った患者
●方法
研究のデザイン:後ろ向きコホート研究
上記対象患者の下記診療情報を診療録より取得し、下記評価項目を評価する。
主要評価項目:出血憩室同定率
副次評価項目:造影CT出血部位、経口洗浄剤の有無、造影CT後大腸内視鏡開始までの時間、内視鏡SRH存在部位、盲腸到達率、出血部位到達率、止血術施行率、偶発症の発生率、輸血施行率、血管造影検査への移行率、手術への移行率
●利用するカルテ情報
①臨床所見(年齢、性別、身長、体重、病歴、入退院日)
② 血液所見(Hb)
③ CT 内視鏡所見
④ 治療(内視鏡治療 輸血量)
⑤ 治療反応性・合併症・予後
⑥内服歴
●他機関へ提供する方法
提供予定なし