臨床研究に関する情報公開
- 受付番号
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584
- 研究課題名
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当院における外傷症例に対する看取りの説明状況
- 当院研究責任者
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外傷外科 佐々木妙子
- 研究分担診療科
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外傷外科
- 研究機関名
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熊本赤十字病院
- 研究期間
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2023年10月2日~2025年12月31日
- 研究目的と意義
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近年慢性疾患のみならず急性疾患に対しても緩和ケアやACP(Advanced Care Planning:人生会議)の重要性が謳われているが、急性期の重症外傷患者に対する実例報告は稀である。当院での過去症例を振り返り、重症外傷例における患者家族への説明内容について、現状と問題点を明らかにする。
- 研究方法
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●対象となる患者
2019年1月1日から2023年6月30日までの期間に、救命救急センターから集中治療病棟に入院し、当院で死亡した外傷外科主科の外傷患者
●方法
電子カルテから患者家族に対する説明内容を抽出する。具体的には、IC(インフォームド・コンセント)内容に関する診療録記載内容及びICテンプレートを利用し、ACP実施の有無、終末期の判断の根拠、多職種カンファレンスの有無を確認する。なお、3ステージプロトコールに沿って説明されたものをACP実施と定義する。
※3ステージプロトコール:STEP1.情報共有 STEP2.患者にとって何が望ましいか検討 STEP3.治療方針決定 というステップに則ってICを行うもの。
●利用するカルテ情報
IC内容に関する診療録記載内容、ICテンプレート
●他機関へ提供する方法
提供なし